【配属機関概要】

3）任地（ アルト・パラナ県シウダ・デル・エステ市 ） JICA事務所の所在地（ アスンシオン ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 5.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

シウダ・デル・エステ(東の街)日本人会には日系54家族が加盟しており、各種事業を行っている。中でも特に日系子弟教育や日本語及び日本文化の継承と普及に関する事業に注力しており、1969年に日本語学校を設立し現在まで運営を続けている。また、近年は高齢者福祉事業の需要が増加してきている。日本人会は、教育の他にも様々な事業を展開しているが、日本語学校や福祉事業等への事業収益を得るために年に数回、日本人会主催の日本食祭りや夏祭りを会員総出で開いており、その収益金を学校運営費等に充てている。過去の隊員派遣は計10名。

【要請概要】

1）要請理由・背景

本要請は2ヵ所の活動先において活動することが求められている。1つは、エステ市の日本人会にて福祉ボランティアグループと協働し地域の高齢者の状況や生活環境調査を行い、これからの高齢者福祉対策についての助言や企画・実施への支援を行うことである。今後確実な課題となる福祉事業への対策は急務であるが、福祉ボランティアグループには専門知識を持つ人材がいない。もう1つは、同市の大学で理学療法士コースの講師に対して、理学療法の技術向上への支援を行うことである。同大学は数少ない理学療法士学科を備えた大学であり、日系人を初め地域住民も多く訪れることから、本要請により理学療法士を目指す学生、講師への技術支援を行うことで同分野の発展に資するものと考えられる。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

【エステ日本人会での活動】(週3回から4回)
1.日系人を対象とした、健康相談や生活環境の調査を行う(主に高齢者)。
2.日系高齢者等を対象とした、デイサービス活動支援を行う(健康維持を目的とした体操や運動等の助言、企画実施等)。
3.その他日本人会が必要とする業務への協力(適宜)。
【ラパス大学での活動】(週2回程度)
1.主に理学療法士コースの講師への技術指導。
2.カリキュラム、実習環境改善への支援、地域での研修会企画や実施(適宜)。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

エステ日本人会:コピー機、パソコン、その他事務用品
ラパス大学 :コピー機、パソコン、診療用ベッド、車椅子、温熱治療器、超音波治療器、他

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
【日本人会】会長、福祉担当理事、福祉ボランティアグ
ループ
【ラパス大学】事務担当者1名、理学療法士4名(パラグアイ人、経験年数1年～10年)
活動対象者:日本人会の高齢者32名、ラパス大学の理学療法士4名、学生約30名

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

日本人会での日常使用言語は日本語。ラパス大学での活動はスペイン語となる。