要請番号(JA01217203)
募集終了
2018年2月から |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家経済開発庁ボランティア調整局
2)配属機関名(日本語)
教育省レイテ州事務所タナウアン第1地区事務所
3)任地( レイテ州タナウアン町 ) JICA事務所の所在地( マニラ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 3.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、レイテ島の東海岸に位置するタナウアン町(人口5万人程度)にある二つの地区教育事務所の一つで、地区内の小学校教員の能力向上にむけた研修の実施などを通して教育の質の向上を目指す機関。職員数7名で年間予算630万円程度。同地区内には19の小学校がある。なお配属先の事務所は、地区の中心的小学校であるタナウアン第1中央小学校内に設けられている。海外からの援助は、2013年のスーパー台風ヨランダによる被災からの復興支援として校舎建築や補修等を受けている。なお、同じ事務所に小学校教育(長期青年海外協力隊/音楽・体育・図工を指導)が活動しており、双方の連携を通じた協力も期待されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
フィリピンでは2013年に「基礎教育改革法案」が制定され、段階的に義務教育期間の延長(10年制→12年制)が施行されるなど、大きな教育環境の変化と共に授業カリキュラムも変更されている。新しいカリキュラム(K to 12 プログラム) では、児童が自ら考え行動するなど、主体的な学習を児童に促すことが教員に求められている。教育省はそれを実施するために、公立学校でも電子教材を積極的に取り入れるなどし、情報通信技術(以下、ICT)を利用した授業の実施を推奨している。しかし、未だパソコンなどの使用に慣れていない教員は多く、パソコンを使用出来ても教員から児童に知識を伝達するだけの一方通行の授業展開に陥っている。配属先としては教員が電子機材やICTを利用し、児童が積極的に学習に取り組める体制づくりを目指しており、JICAボランティアが要請された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
JVは小学校に設置されている機材を利用しながら、教員が電子教材やICTを利用した授業が行える体制構築をめざし、以下の活動を行う。
1.現在行われている各教科の授業をモニタリングし、その教科や授業内容に適した電子教材やICTの利用方法を提言する。 2.教員に対し、ICTを用いた授業を行うために必要なソフトウェアの使用方法等の研修を実施する。 3.教員に対し、ICTを用いた教材開発(プログラム作成、映像教材作成、資料検索方法など)に関する指導を行う。
また付随的な活動として、配属先が管轄する他校の教員に対し、ICTを用いた授業を行うために必要なソフトウェアの利用方法等の研修などが求められることが予想される。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC(11台、ネットワーク接続済/OS:Windows)、プロジェクター、プリンター等事務機器。利用するソフトウェアはWord, Excel, Power Pointなど
4)配属先同僚及び活動対象者
タナウアン第1地区事務所長:50代女性
その他所員:事務職員6名
主たる同僚:30代男性(タナウアン第1小学校ICT担当)
タナウアン第1教育事務所内小学校の教員(28名)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(指導経験) 備考:指導経験に基づく助言を要する
[参考情報]:
・海外における初等教育の現場にてICT技術を利用した指導経験。
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・事務所から空港まで車で1時間。派遣時期は2018年2月中旬から1か月間。