要請番号(JA02420105)
募集終了
2020年8月から |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農林省
2)配属機関名(日本語)
シェンクワン県農林局農業課
3)任地( シェンクワン県ペック郡 ) JICA事務所の所在地( 首都ビエンチャン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先であるシェンクワン県農林局は農業振興、検疫、栽培指導等、県の農業事業全般を執り仕切る行政機関である。県内7郡を管轄し、各郡には郡事務所の配置がある。局には農業課を含む9つの課と4つの傘下のセンターがある。農業課の職員は15名で、技術管理ユニット、総務計画課、植物保全検疫課等で構成されている。1990年代に2名の協力隊員受け入れの実績がある。シェンクワン県は、2017年11月に開始されたJICA技術協力プロジェクト「クリーン農業開発プロジェクト(2017/11~2022/10)」の対象県である。また香川県とJICA連携プログラムも開始が予定されている(特記事項参照)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
シェンクワン県は高原(標高1,000m前後)に位置し、年間を通じた温帯野菜の生産に適した地域であり、他地域と比較して優位な気候条件を有しているものの、有機農産物(主に野菜)の生産技術に関しては依然として伝統農法に依存している。
中心地であるペック郡には有機農業組合(組合員165戸)が存在するが、市場ニーズに応じた生産計画つくりの経験はなく、個々の生産農家が有機農業マーケット(県内に一か所)や一般市場において有機農産物の販売を行っているのみである。このため協力隊員がプロジェクトと連携し、現場レベルにおいて支援を行うことによって、更なる効果発現が期待できることから本要請に至った。また同県では上述香川県の取り組みも開始されることから、同取り組みとの連携も期待される。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先及び郡職員(ペック郡を中心)と協力しながら現状を調査・把握した上で以下のうち実施可能な活動を実施する。
1) 協力対象農家を選定し、当該農家の圃場にて生産技術改善のための試験栽培や展示圃場の実施を支援する。
2) プロジェクトが普及を行っているビニールハウスの有効活用を支援する。同県の気候条件に適応したビニールハウスの有効活用を検証する。
3) 市場ニーズに基づいた生産計画つくりを支援する。
4) 上記1、2おいて得られた技術・ノウハウを普及・定着させるため、農家との共同作業を通じ、農林局との橋渡しを担う。
5) 有機農業技術・知識向上のための研修・勉強会を支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務机、椅子、共用コンピューター
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
農業課職員15名及び郡事務所職員
農業課長 男性1名 50代、経験訳30年
CP候補 男性1名 30代後半、経験17年
活動対象者:
有機農業組合員約165戸(構成員の大半は女性)
5)活動使用言語
ラオ語
6)生活使用言語
ラオ語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はラオ語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(女性) 備考:組合員の大半が女性のため
[学歴]:(短大卒)農学系 備考:野菜栽培を指導するため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:野菜栽培を指導するため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(5~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・2020年8月上旬派遣希望
・CP候補は日常会話以上の英語力があるため、活動は英語で可能。ただし、ラオス語ができれば尚良い
・持続的農業開発にかかるシェンクワン?香川県?JICA連携プログラム