【配属機関概要】

3）任地（ ラムドン省ダラット市 ） JICA事務所の所在地（ ハノイ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ダラット大学は1957年にベトナム中央高原に設立された歴史ある国立大学であり、物理学、化学、生物学、農林、経営管理、文学、外国語、国際学など19学部、44学科からなる。大学の総学生数は約15000名、教師数は約500名。外国語学部に英語学科、国際学部にベトナム語、韓国語、日本語、国際学科が設置され、日本語教育は2007年に開始された。日本の民間学校より2012年9月から2016年6月まで教師が派遣され支援を受けていた。
韓国語学科には、韓国ボランティアが8名派遣されており、教室、パソコンや書籍などの支援を受けている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

避暑地である同市では2005年より観光リゾート開発により日系企業の支援が開始され、さらに2014年には、日越農業協力対話にて同省がモデルエリアの一つに選定され、日本のベトナム農業支援が決定された。日系企業の誘致支援も進み、現地日本語人材が急速に求められるようになった。
そのような背景から、同大学の日本語教育には高い期待が寄せられ、日本語の普及に取り組んできた。しかし、日本語学科の学生数の増加に伴い、新人教師を雇用する状況が続いている。学科長以外はすべて経験の浅い教師であるため、カリキュラムに沿った授業ができていない。また、同市には日本人が少ないため、学生はネイティブの日本語に触れる機会がほぼない状況である。そこで、若手教師の教授能力向上と学生の日本語運用能力向上のため、ボランティアの要請があがった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

以下の活動を配属先同僚と協力して行う。
1.主に会話と作文の授業で学生への直接指導を実施する。
※具体的な担当授業数は赴任後、学期ごとに配属先と協議の上で決定する。
2.若手教師の日本語教授能力と日本語運用能力の向上を支援する。
3.学生課外活動等のイベントを支援する。
4.可能であれば大学、教師、学生の現状を把握し、カリキュラムとのずれの改善や助言を行っていく。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

コピー機、プリンター、スキャナー。主教材は『みんなの日本語Ⅰ、Ⅱ』

4）配属先同僚及び活動対象者

国際学部長兼日本語学科長(男性/30代/修士/N1/経験9年)
ベトナム人日本語教師4名(20代-30代/学士/N2-N3/経験1-3年)
日本語学科学生(約470名)

【資格条件等】

[参考情報]：

　・日本語教育能力検定試験合格

【地域概況】

【特記事項】

校内にある教員寮が住居として予定されている。
派遣期間は8月下旬-10ヶ月間。