2017年度 2回 要望調査票
短期派遣青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JA02717241)
募集終了

国名
ベトナム
職種コード 職種
H114 理学療法士
年齢制限
活動形態
個別
派遣期間
短期 8ヵ月
派遣時期
2017年12月から
病院外観 リハビリテーション室 作業療法・運動療法室

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

ハノイ市人民委員会

2)配属機関名(日本語)

ハノイリハビリテーション病院

3)任地( ハノイ市 ) JICA事務所の所在地( ハノイ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

1991年に障害児施設として設立した平和村を前身とし、2011年に診療部門が増設され、リハビリテーション病院に変更された。障害児・者の自立支援や教育を行う平和村(第一科)と総合診療科、内科、小児科、高齢者科、東洋医学科など全10科からなるリハビリ専門病院である。医師26名、看護師及び準医師76名、技師26名、総職員約150名が所属し、病床数150床、年間外来患者延約11,400名、入院患者約40,800名である。日本の団体から織物の支援等、組織や個人からの寄付寄贈はあるものの、技術面での協力はこれまでない。配属する科は、成人リハビリを担当する内科と60歳以上の患者を担当する高齢者科である。

【要請概要】

1)要請理由・背景

院長を初め医師陣は、リハビリ専門病院として、回復期における小児から高齢者まで全ての患者に対し、適切なリハビリテーションの提供を目指している。障害児施設を前身としているため小児リハビリについてはある程度進んでいるが、成人の理学療法や作業療法は、年々需要が高まっているものの技術が定着していない。市内の医科大学等から月1回程度、講師を招くこともあるものの、新しい知識を実用することは難しく、現状を改善することは容易ではない。JVには系統立った正しい知識・技術の普及とその定着を図ることが期待されている。特に理論に基づく評価と、その結果に応じた訓練プログラム作成、再評価というサイクルの定着が期待されている。回復期の病院であるが、患者の多くは早期にリハビリ開始できておらず、廃用症候群などの二次的障害を来してリハビリを開始している。今後長期JVの派遣も予定しており、短期JVには活動の土台造りも期待される。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先の一員として以下の活動を実施する。
1.主に脳血管障害や脊髄損傷、整形疾患患者へのリハビリについて同僚へ助言指導する。
2.評価に基づいた理学療法プログラム作成など、正しい評価の導入と定着を推進する。
3.語学力が向上した後、リハ科スタッフへ理学療法基礎について勉強会等を実施する。
4.リハビリテーション室の環境整備や、機材購入について助言する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

リハビリテーション室、作業療法・運動療法室、電気刺激治療器、超音波治療器、エアロバイク、歩行練習用階段、昇降式平行棒、電動ウォーカー、バランスボール、車椅子、肋木

4)配属先同僚及び活動対象者

院長(医師/男性/50代/院長兼ハノイ医科大学准教授/博士/経験30年)
高齢者科C/P2名(技師/男性1名・女性1名/20代/専門卒/経験4-5年)
内科C/P3名(技師/男性2名・女性1名/大卒1名・専門卒2名/経験5-10年)

対象患者:回復期成人・高齢者の脳血管障害・脊髄損傷・整形疾患患者

5)活動使用言語

ベトナム語

6)生活使用言語

ベトナム語

7)選考指定言語

ベトナム語(レベル:)

【資格条件等】

[免許]:(理学療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:医師を含む同僚へ指導するため

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:応用力が必要なため

[参考情報]:

 ・同僚や新人への指導経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(10~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

派遣期間は2017年12月下旬から8ヶ月。2017秋募集にて長期ボランティアを募集予定である。本募集と同時期に短期の作業療法士JVも募集しており、同時派遣や時期が重なる場合は緩やかな連携が期待される。