要請番号(JA04818302)
募集終了
2019年3月から |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
内務文化省
2)配属機関名(日本語)
ブータン警察本部消防局
3)任地( ティンプー県ティンプー市 ) JICA事務所の所在地( ティンプー市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.3 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、ブータン警察本部内の一部局である消防局で、ブータン国内の消火活動および防火促進活動を実施する機関である。また、交通事故や自然災害時における救援・救助活動の他、火災時の安全確保にかかる啓発活動なども行っている。2018年現在、全国に198名の職員を配置しており、首都のティンプーでは67名が業務に従事している。年間予算は約4千万円。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先となる首都の警察本部内消防局では、救援・救助活動を担うユニットが配置されているが、これまで系統立てたトレーニングや救助マニュアルの整備が行われておらず、消火活動時、あるいは交通事故や自然災害時における救助活動をより迅速に効率よく実施できる体制構築が急務である。かかる状況下、様々な局面での救助活動を展開できるユニット形成に向けて、指導、助言のできるボランティアの要請がなされた。トレーニング実施が期待されている救援・救助分野は、消防救助の他、USAR(Urban Search and Rescue:都市型探索救助)、ロープレスキュー、スイフトウォーター(急流)
救助、衝突事故現場における救助、建造物崩壊時における救助、瓦礫救助、山岳救助などである。また、首都から10km程離れた敷地にて瓦礫救助演習の実施を計画しており、同施設の整備にかかる支援、助言も求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
ボランティアは配属先スタッフと協力し、以下の活動を行う。
1.消防局内の救助チーム再編成にかかる支援、助言
2.トレーニングを通じた救助活動に関わる人材育成の支援、助言
3.救助マニュアルの整備、トレーニングの標準手順書の整備にかかる支援、助言
4.瓦礫救助演習の実施にかかる施設の整備、助言
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
油圧スプレッダー・カッター、電ノコ、救命ボート、索発射銃、ウェットスーツ、ライフジャケット、各種ロープ、滑車等。RESQTEC社、ASKA社、CAMP社製、他多数。
4)配属先同僚及び活動対象者
・上長1名(男性、40代、消防局長)
・同僚4名(男性、30~40代、うち指揮官1名、救助チームスタッフ3名)
・活動対象者(男性、20代~30代、消防局スタッフ60名程)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:活動対象者が男性のため
[学歴]:(専門学校卒) 備考:活動上指導が必要なため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:活動上指導が必要なため
[参考情報]:
・消防、救助業務に携わった経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(-5~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
派遣時期は3月下旬を予定。高所、急流、都市部、山岳等、さまざまな状況での救助経験を有している人材が望ましい。