【配属機関概要】

3）任地（ ティンプー県セルビタン ） JICA事務所の所在地（ ティンプー市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 0.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

王立疾病管理センターは、国内で発生する伝染性疾患(結核、HIV/エイズ、水系感染症等)の検知、研究、また予防にかかる政策提言を目的として、インド政府の援助の下、2015年11月に開所された。同センター内に設置されている国立薬物試験研究所が配属先となり、インドなど他の国々からブータンに輸入される必須医薬品をはじめ、ブータンの医薬品規制当局で認証される市販薬、また医療機関等で保管されている医薬品などの品質試験を実施する国内唯一の機関である。同センターの研究スタッフは36名、年間予算は約8千万円。現在、短期隊員が1名、別の部門で活動中である(2020年11月まで)。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先の国立医薬品試験研究所は、設立から5年と比較的新しい施設であり、これまで3名の薬剤師と1名の臨床検査技師により、国内に流通する医薬品の品質試験を実施してきた。今般、配属先では、高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、ガスクロマトグラフィー(GC)といった精密機器の導入が叶い、今後、さらに医薬品試験の精度を高めたいと考えている。かかる状況下で、配属先は、研究所のアセスメント実施、およびスタッフの能力向上に貢献できる人材を望んでおり、同分野における経験豊富なJICA海外協力隊の要請がなされた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先の上長、同僚と共に、以下の活動を行う。
1.配属先の医薬品試験研究についての評価を行う。
2.配属先における、現在のプロトコル、標準作業手順書(SOP)の見直し、改善を支援する。
3.高速液体クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィーを使用した医薬品試験に関する業務について、同僚スタッフの能力向上を支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、椅子、PC、プリンター等、事務用品、高速液体クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー、フーリエ変換赤外分光光度計

4）配属先同僚及び活動対象者

・上長:男性、40代、1名(経験10年)
カウンターパート:男性、30代、大卒、薬剤師、1名(経験5年)
・同僚:男性、女性、20～30代、薬剤師、検査技師、3名(経験3～11年)
・その他、配属先スタッフ、計36名

【資格条件等】

[参考情報]：

　・HPLCを使用した業務経験

　・GCを使用した業務経験

【地域概況】

【特記事項】

参照URL: www.rcdc.gov.bt (RCDC - Royal Centre for Disease Control)、派遣時期は2020年7月末を予定。