2017年度 2回 要望調査票
短期派遣青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JA06017240)
募集終了

国名
ネパール
職種コード 職種
A204 防災・災害対策
年齢制限
活動形態
個別
派遣期間
短期 11ヵ月
派遣時期
2018年1月から

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

科学技術省

2)配属機関名(日本語)

国立科学技術院

3)任地( ラリトプール郡ラリトプール ) JICA事務所の所在地( カトマンズ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.7 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は、ネパールにおける科学技術に関する専門調査研究機関であり、その研究成果を政府の関係機関を通じて実施することを目的に1982年に設立された。職員 約70名 20~50代 (男性約60名、女性約10名)。年間予算約2億円。国際機関とも協力しながら、先端技術のネパールへの導入に向け調査研究を行っている。過去シニア海外ボランティア(SV)2名(バイオ燃料、代替エネルギー、太陽光発電)が派遣された。韓国から電子技術者(2018.7迄)受入、東大地震研究所から震度計の供与等、各国から支援を受けている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

2015年4月の地震及び5月の余震により、首都カトマンズを含む31郡で約9千名の犠牲者が生じ、約60万家屋が全壊する等、ネパール国土の広範囲にわたり甚大な被害がもたらされた。前回規模を超える大地震に備えるため防災機能の強化などが喫緊の課題となっている。配属先としても政府の防災対策へ対応する必要から研究能力の向上をめざしているが、研究者の知識・技術が不足しているため、当分野で先進的な日本の知識・技術の指導が求められた。
地震後、全国39ヶ所にセンサー、地殻変動計測用GPS12ヶ所、震度計2基が設置された。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1. 配属先に設置されている地震計ネットワークの維持管理に関する助言・指導を行う。
2. 震度計からデーター分析・解析し震度分布図を作成、センサーの維持(周波数の校正、インストール、デバイスの修理・維持)、サーバーのSQLデーターベース対応、携帯電話ユーザーに対するアンドロイドアプリの設計等に関し、問題解決のための助言・指導を行う。
3. 国や関連機関に対する地震災害リスク分析及び同リスク削減に関するセミナー等の開催を支援する。

※長期ボランティア派遣に向けて、配属先の既存研究成果及び災害リスク分析に関するニーズを整理して頂き、優先的に取り組む研究・調査に関する提言をお願いしたい。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

震度計、GPSステーション、地震計、ライティングセンサー、地震早期警告装置等

4)配属先同僚及び活動対象者

所長:男性、40代
地震研究者6名 (男性4名、女性2名 30-50代 )
・学歴:修士2名(コンピューター技術、災害リスク管理)、学士4名(電子工学、都市工学等)
・研究調査分野:地震早期警告システム2名、災害リスク管理2名、地震工学1名、GPSステーション1名

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

ネパール語

7)選考指定言語

英語(レベル:A)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(修士) 備考:同僚と同等・以上レベルが必要

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:実務指導が求められている

[参考情報]:

 ・GIS,リモートセンシングの技術・経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(0~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可  無線)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

派遣時期は1月上旬から11か月間の予定だが、できるだけ早い時期の派遣を希望。