【配属機関概要】

3）任地（ トゥブ(ラウトカ市郊外) ） JICA事務所の所在地（ スバ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 5.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は2001年に設立されたNGOで、行政サービスが届きにくい地域コミュニティを対象として、経済的社会的自立・生活向上を支援するための活動を展開している。その活動内容は幅広く、コミュニティを訪問し、医療サービス、青少年活動、工芸品製作や食品加工等様々なプログラムを実施している。西部地区ラウトカ市郊外のトゥブに本部があり、年間予算は約8千万円で、EU、オーストラリア、ニュージーランド等からの支援を受けている。2014年から、理学療法士JV(青年海外協力隊)の派遣を開始し、本要請は3代目にあたる。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先は、コミュニティの生活向上を目指す様々な活動の一環として医療サービス維持活動に取り組んでおり、医師や看護師が所属している。フィジーでは、生活習慣病を中心としたNCD(非感染症)が課題となっており、高血圧や糖尿病患者の増加、症状の悪化による下肢切断というケースも少なくない。NCD対策は配属先でも焦点の一つであり、前任の理学療法士JVは、配属先の看護師や保健チームと共に10数か所のコミュニティを巡回し、住民の健康チェックや栄養改善、運動による健康増進などの予防活動を行うほか、CBR(地域に根差したリハビリテーション)の実施に取り組み、調査の結果抽出された約40の症例へのリハビリモデルの作成が期待されている。また、患者への直接ケアだけでなく、障害のある住民のための住居環境整備に関するアドバイスも期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先医療チームの一員として、以下の活動を行う。
1.配属先クリニックの患者約100名に対して機能訓練・歩行訓練などの運動療法を中心に運動障害の回復、改善を図る。
2.対象村の約40症例患者に対し、居宅リハビリモデルの作成と住居環境整備に関するアドバイスを行う。
3.その他、チームの実施するNCD対策を通じ、住民に対する疾病予防、健康増進への協力も行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、PC、配属先クリニックのリハビリ機材等

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先看護師(女性20代)1名、プログラムマネージャー(女性)、事務局マネージャー(男性)、医師 1名、その他配属先スタッフ(約30名)
配属先クリニック患者約100名
巡回対象村抽出患者約40名

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

※配属先から提供される住居に同性のJVと2、3人で同居となるか、もしくはホームステイになる可能性がある。
トゥブは、居住地であるラウトカ市からバスで通勤(約0.5時間)となる。派遣希望時期:4月上旬