【配属機関概要】

3）任地（ ニューアイルランド州ケビエン ） JICA事務所の所在地（ ポートモレスビー ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

パプアニューギニア本島の北、赤道ほど近くの島嶼域に位置するニューアイルランド州最大の総合病院。内科、外科、小児科、歯科、眼科、産婦人科、理学療法科の診療科を有し、ベッド数は122床、年間予算は日本円で12億円程度。職員数500名程度。地域住民への医療サービス提供の拠点であるとともに、地域医療人材の育成・研修機関としての機能も果たしている。過去2005年より理学療法士分野の青年海外協力隊員の派遣実績があり、同配属先におけるJICAボランティアの認知度は高い。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同国では、出産の際の妊産婦死亡率が高く、医療水準の低さがその大きな要因となっている。特に遠隔地に住んでいる住民は基幹病院ではなく、地域の診療所で出産をすることになるが、地方の医療従事者の助産技術は十分ではないことから、都市部に比べて妊産婦死亡率は高く、医療従事者の助産技術の向上は切迫した課題となっている。
これらの現状から、現在同州では地方の医療従事者を対象に、半年間の助産技術向上のための訓練を行っている。
しかし、同病院での産婦人科では医師と看護師のみが勤務しており、助産師はいないことから、同病院の助産技術の向上と、医療従事者への訓練の協力のため、助産師の短期ボランティアの要請を受けた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 同病院の産婦人科で、主に看護師を対象に、助産技術の指導、分娩後の母子の状態把握の指導を行う。
2. コミュニティヘルスワーカーの助産技術レベルを把握し、訓練カリキュラムへの助言を行う。
3. コミュニティヘルスワーカーの助産技術向上のための訓練に協力し、参加者の助産技術の向上を支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

血圧計、身長計、体重計、メジャー、超音波診断装置、トラウベ聴診器、胎児超音波心音計

4）配属先同僚及び活動対象者

院長:50代男性
産婦人科医:40代男性
看護師:女性、全スタッフ5年以上の産婦人科での実務経験あり
コミュニティーヘルスワーカー:女性、6-7人程度

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住居は他の短期JICAボランティアと同居となる可能性がある。
派遣開始時期は2018年6月下旬から。