【配属機関概要】

3）任地（ コロール州 ） JICA事務所の所在地（ コロール ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は、国民に高等教育の機会を与えるための奨学金給付推進を目的とする独立機関。7名の委員から構成され事務局は4名のスタッフで運営している。具体的な業務内容は、国民への経済的支援プログラムについての周知、申請書の収集、奨学金給付審査と授与、奨学生の確実な大学入学に向けた支援、受給の進捗管理や状況把握、海外留学した奨学生がパラオに帰国しない場合の学生ローン支払いの徴収、給付状況の管理と報告等。国内の高等教育機関は短大が一つあるだけのため、海外の大学への留学に係る奨学金給付も多い。年間予算2億6千万円程度。例年300名程度から奨学金の申請を受け200名程度に給付している。これまで海外からの支援は特に受けておらず協力隊の派遣実績も無し。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先は、国内の奨学金給付・管理業務を全面的に担っており、過去からの蓄積も含めて相当量の関連データを管理する必要があることに加え、奨学金を得て海外の大学で学んだものの最終的にパラオに帰らなかった大学生については奨学金がローン化し、返済を求める制度となっているため、管理しなければならないデータがより複雑になっている。現在、このローン関連のデータとその他のデータを別のデータベースシステムで管理しているが非効率であり、それらを結び付けられる新たなデータベースの作成と、これまで利用してきたデータベースの改善をしたい意向がある。配属先にはIT技術者はおらず、外部からの支援が必要なため隊員による協力が求められた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. ローン管理に係るデータ管理のための新たなデータベースシステムを構築する。(現在のローン管理用データベースはCOBOL言語で作成された古いシステムであるため、奨学金管理用データベース同様マイクロソフトアクセスを利用した新しいシステムとすることが期待されている)。
2.同僚と協議し現在利用されている奨学金に係るデータベースをより使いやすくするための改良を行う。
3.作成・改良したデータベースの利用及び管理方法について同僚に指導する。
4.配属先のデータをより確実に保管し、かつより良いデータ利用環境を整備するため、新たなサーバーの設置等、IT環境整備を支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC(デスクトップ5台、OSは Windows10 Professional)、プリンター等事務機器。

4）配属先同僚及び活動対象者

同僚:
奨学金コーディネーター:女性 50代 職務経験24年
その他スタッフ3名(30～50代 女性2名、男性1名 職務経験1～25
年程度)
いずれの同僚もITの専門性は無い
活動対象者:上記同僚

【資格条件等】

[参考情報]：

　・アクセスでのデータベース構築経験

【地域概況】

【特記事項】