要請番号(JA22420140)
募集終了
2020年7月から |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
経済計画開発省
2)配属機関名(日本語)
地域発展のためのコーヒー生産者協会
NGO
3)任地( サンティアゴ県サンホセ・デラス・マタス市 ) JICA事務所の所在地( サントドミンゴ特別区 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、農村地域である任地サバネタ地区の発展を目指して2008年に発足。2013年に法人格を取得し、現在の会員数は53名。同協会所有の工場では、近隣のコーヒー農家から生豆を買い取り、脱穀・選別の上で販売しており、2018年の取扱量は約700t、売上額は119万米ドル。大統領の訪問を機に農牧開発特別基金から工場整備のための融資を受け急成長した優良協会であり、2019年にその功績を称えられ商工・中小企業省に表彰された。同地区ではコミュニティ開発JV(2019年6月末まで)が女性グループと協働し、コーヒーアクセサリーや石鹸作りを行い、女性の自立支援に尽力した実績がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は任地農村部のコーヒー栽培を主とする約1,200のコーヒー生産者からパーチメントコーヒー(コーヒー生豆)を買い取り、「サバネタコーヒー」として任地周辺地域で販売している。しかし、2018年に国産焙煎機を購入したが、適切な利用・維持管理操作ができる職員がおらず、火力や排気調整が上手くできない。このため、焙煎されたコーヒーの質は低く、「味を作る焙煎」には程遠い。また、コーヒー豆の産地や品種の違いや特徴、欠損豆等、異物に関する知識もなく、現状、仲買人の言い値で販売せざる得ない状況である。配属先は、この状況を打破し、買い手のニーズに合致した質の高いスペシャリティコーヒーを生産することで付加価値を高め、国内外の市場で競争力をつけるため協力可能な隊員の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.配属先技師に対して、焙煎機の適切な利用・維持管理方法を指導する。
2.配属先同僚に対して、コーヒーの焙煎及びカッピングの技術を指導する。
なお、同地域で栽培されているコーヒーは、アラビカ種(カトゥーラ亜種・ティピカ亜種等)である。
※2020年度に本配属先に組織強化及びマーケティングに特化した長期隊員が派遣予定であり、同隊員と協力した活動が期待されている。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
工場内施設、ラボ、脱穀機、比重選別機、乾燥場(屋外、ビニルハウス)、焙煎機
4)配属先同僚及び活動対象者
代表(40代男性)
機材操作担当者2名(男性)
営業担当(20代女性、大卒、経験3年)
協会職員(工場職員)17名、協会員53名(コーヒー生産者)
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
スペイン語(レベル:D)又は英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・焙煎・カッピング経験2年以上
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(18~34℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
任地は都市から離れた山奥の農村であり、当国のボランティア派遣地域の中でも最も生活条件が厳しい場所であることから、そのような環境を苦としない逞しさを持った方が求められている。派遣時期は2020年7月末から6か月を予定。
住居は原則としてホームステイを予定している。