【配属機関概要】

3）任地（ モラサン県ペルキン市 ） JICA事務所の所在地（ サンサルバドル市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 4.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

本配属先は、幼稚園から高等学校までを有する私立の一貫校であり、児童生徒の創造性や自主性を促すことを目的に、2008年、当地でミッション系ボランティアとして活動していたアメリカ人によって創設された。本配属先に通う児童生徒の半数近くは、貧困や親の不在など家庭に困難を抱えている。授業では主要5教科の他に、コンピュータ技術、環境教育、農業実習など多岐に渡るプログラムを提供。2018年の生徒数は、幼稚園部20名、小学部42名、中学部24名、高等部6名の計92名であり、7名の教員で運営している。2018年の年間予算は8万2千米ドル。地元企業などからの支援は得ているが、これまで外国援助団体からの支援はない。

【要請概要】

1）要請理由・背景

本配属先では、児童生徒の自主学習を促すため自習時間の充実を図っているが、2018年2月から4月の7週間、日本人インターンが本配属先中学生の自習時間の補助に入り、数学の学習支援に関わった。自習時間では、JICA初中等教育算数・数学指導力向上プロジェクト(ESMATE)で作成された教材が使用され、同インターンは教材の理解が難しい生徒に対する説明のほか、九九や百マス計算の導入、まだ家庭学習促進のための家庭訪問も行った。その結果、学習支援開始前に実施された数学の実力テストの正答率約20%が、学習支援後には約75%まで向上した。本配属先からは、以上の学習システムを長期的に実施すること、また、現在、児童生徒によって行われているクラブ活動(ダンス、卓球、スピーチ、コンピュータ、理科など)をサポートする人材を求めており、JICAボランティアの要請となった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先同僚、もしくはボランティアのみで以下の活動を行う。
・小学部、中学部の児童生徒に対する算数・数学の自主学習支援。
・児童生徒が企画・運営するクラブ活動のサポート。
・児童生徒の創造性を引き出すためのワークショップなどの企画。
・配属先教員に対する算数・数学自主学習支援講習会の開催。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

JICA初中等教育算数・数学指導力向上プロジェクト作成教材、理科実験室、コンピュータなど

4）配属先同僚及び活動対象者

学校長(40代女性・数学教員)
教育コーディネータ(20代男性)
数学教員 1名
その他教員 4名(英語1名、国語1名、理科1名、幼児教育1名)
小学部・中学部児童生徒66名

【資格条件等】

[参考情報]：

　・体育・文化問わず部活指導経験があるとよい

【地域概況】

【特記事項】

住居は、原則ホームスティとなる。
派遣時期は、2019年3月中旬を予定。