【配属機関概要】

3）任地（ ボルグ・エルアラブ ） JICA事務所の所在地（ カイロ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 3.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は、中東及びアフリカ地域に貢献する世界トップクラスの大学を目指し、エジプト国と日本政府の二国間協定に基づき設置された大学である。JICAの技術協力プロジェクトとして2008年に開始され、2019年にフェーズ3が開始された。2010年2月より大学院(修士・博士課程)において学生の受入、2017年秋から学部生の受入も開始し、現在、2学部(工学部、国際ビジネス・人文学部)、8専攻を有する。主に日本国内の15大学の協力を得ている。これまで専門家の派遣実績はあるが、隊員の派遣実績はない。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先は、中東及びアフリカ地域の発展に貢献する優秀な人材の育成を目的としており、学業に加え、人間性、創造性、社会性を兼ね備えた人材の育成を目指している。そのため、大学構内にプールやジムなどを備えたスポーツ複合施設をオープンさせたばかりである。学生自治会が発足され、日本の大学の部活やサークルをイメージしたものを課外活動の一環として取り入れ、スポーツ複合施設の有効活用を検討している。キャンパスマネージメントが管理する学生自治会は人材不足であり、内容充実の支援が求められ、今回の要請に至った。また、環境活動への側面支援も求められている。学生自治会の中にはすでにクラブ、スポーツ、テクノロジー、スカウト、文化の5つの委員会が発足している。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

キャンパスマネージメントの職員とともに学生自治会を活性化させる。

1.学生自治会に部活やサークルの概要を説明し、スポーツ、文科系の部活やサークルの制度を策定し、発足させる。
2.上記発足された各活動を促進させる。
3.学生によるイベント企画・運営の支援。
4.可能であれば武道(柔道など)の指導も期待されている。
5.環境活動など、社会奉仕活動を行う学生の支援を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

スポーツ複合施設(室内プール、ビリヤード、スカッシュ、ジム等)、テニスコート、サッカーコート
キャンパスマネージメントのオフィス、教室等

4）配属先同僚及び活動対象者

大学のスタッフ 170名、男女、20～60代
キャンパスマネージメントのスタッフ 40名、男女、20～50代
学部生 321名、男女
大学院生 202名、男女
コーチ 2名

【資格条件等】

[参考情報]：

　・大学での部活またはサークルの運営経験

　・青少年を対象とした活動経験2年以上

【地域概況】

【特記事項】

大学での文化祭実行委員の経験があるとなお良い。学生は英語で授業を受けているため、英語で活動も可能。
今回この案件の他、同職種ボランティアを1件要請している。また、2020年春募集でも同案件を要請中。 7月下旬派遣予定