要請番号(JA46320115)
募集終了

2020年9月以降 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業・土地開拓省
2)配属機関名(日本語)
国際乾燥地農業研究センター(ICARDA)
3)任地( カイロ ) JICA事務所の所在地( カイロ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国際乾燥地農業研究センター(以下ICARDA)は、開発途上国の乾燥地における貧困軽減,および水・食・栄養の安全保障の強化をミッションとする国際研究機関である。世界中の乾燥地帯、主に中東・アフリカ諸国を対象とした乾燥地農業研究に取り組んでおり、地域の資源を生かしその土地と気候に適した持続的な農業技術の開発を推し進めている。砂漠地帯が広がり、水資源の枯渇や連作障害・塩害が課題となっているエジプトにおいても1970年代からプロジェクトを開始しており、限られた水資源を利用した農業技術の研究開発が行われている。ICARDA全体での2018年度の予算は3,200万米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
エジプトは中東地域における主要な食料生産国であり、単収は世界の農業国の中でも高く、非常にポテンシャルが高い地域となっている。一方で一人当たりの年間使用可能水量は世界平均の1/5程しかなく、また気候変動の影響が他地域よりも大きくなるという予測もあり、人口増に伴いますます食料が必要となる中で、限られた水資源をいかに活用していくかがエジプトの大きな課題である。ICARDAでは現在「植物の蒸発散データ収集」にかかる技術プロジェクトを展開し、地域に適した植物・食物の特定調査を進めるとともに、水路の管理を担う水利組合に対し運営サポートや灌漑排水の再利用に関する調査・研修を実施している。隊員には研究・研修のサポートと日本での研究経験を生かした助言が求められている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.植物の蒸発散データ収集技術プロジェクトのサポート
2.周辺地域の水利組合に対する研修サポート
また、下記2つの研究で自身の関われる範囲でサポートを行う。
3.水の少ない地域での灌漑に関する新技術開発研究
4.灌漑排水の再利用に関する研究
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
研究圃場には、技術協力プロジェクトで使用している蒸発散測定のための関連機材、また水質測定や水資源管理に必要な機材等、日本の大学や研究施設にある機材等を揃えている。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
水・土壌・エコシステム部門の研究者(2名)が主なカウンターパートとなる。センター全体のスタッフは30名程。エジプト人の他、各国からの研修生や留学生等が研究を行っている。
活動対象者:活動内容1,3,4は配属先同僚
2は研修参加者、住民、農民
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
エジプトアラビア語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)農学系 備考:専門的知識が求められる
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・農業分野での修士号(履修中も可)
・農業分野での研究の実施経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(砂漠気候) 気温:(5~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可 無線)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
事務所は首都カイロにあるが、研究者と共に周辺地域の圃場を訪問し、データ収集や地域住民への研修を実施することになる。
赴任時期:9月下旬頃予定