要請番号(JA54517302)
募集終了
2018年3月から |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業・畜産・水産省
2)配属機関名(日本語)
国立作物資源研究所
3)任地( ワキソ県ナムロンゲ ) JICA事務所の所在地( カンパラ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
農業分野の研究・技術開発を担う国家農業研究機構(NARO)の傘下にある国立作物資源研究所は、食用作物全般の主研究実施機関である。JICAは同研究所の協力を得て、ネリカ米の品種試験、研修や種子の配付を通じた普及活動を展開している。JICAは2004年6月から個別専門家を継続的に派遣しており、2008年からはコメ振興プログラムのもと「ネリカ米振興プロジェクト」を実施した。現在はネリカ米の普及を含む「コメ振興プロジェクト」(2011-2018年)を実施中である。同配属先では現在、食用作物・稲作栽培2名、病虫害対策1名、農林統計1名の隊員が活動している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2008年に開催された東京アフリカ開発会議において、サブサハラアフリカのコメ生産を2018年までに倍増させることが目標に掲げられた。ウガンダ国においても食糧安全保障の確保、農家の所得向上を通じた貧困削減のために一層の稲作普及が求められている。現在、配属先では、現地職員たちがJICA専門家の協力のもと、優品種改良や栽培方法の改善のための圃場での実証実験、種子増産、稲作に関する技術の研修実施などを行っている。
近年、米の生産量が増加しているものの、実際の流通においては特定の品種が好まれ、嗜好性の高いコメが高値で取引されている。配属先では、食味の良い品種や香りの良い品種の育成や選定を進めているが、米の食味に関して、国際研究機関等の基準が流用されており、必ずしもウガンダ人の嗜好性に合致しているとはいえない。そこで、ウガンダ人の嗜好性を反映した食味試験実施条件を早急に確立することが求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
・配属先の研究者と共に官能試験や成分分析等を行う。
・ウガンダにおけるコメ食味試験の標準仕様を作成し、コメ食味試験実施の手順書およびウガンダ国内で流通する米の食味試験結果をまとめる。
・配属先で育成している新品種候補系統の食味試験を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
食味試験用の器具(炊飯器、食味計など)
4)配属先同僚及び活動対象者
穀物の栽培試験に関わる研究員:8名(30-40代)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)農学 備考:専門的試験を行うため
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・ウガンダでの青年海外協力隊経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(15~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
派遣開始時期は2018年3月下旬を予定。
2階建て一軒家(個室あり、台所などを共有)で他のボランティアと共同生活を行うこととなる。