要請番号(JA64217301)
募集終了
2018年4月から |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
漁業・海洋経済省
2)配属機関名(日本語)
ンブール県水産支局
3)任地( ティエス州ンブール県ンブール市 ) JICA事務所の所在地( ダカール市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
セネガル国の水産物は輸出額の約15%を占める主要輸出品目であり、外貨収入源として重要である。中でもンブール県は零細漁業水揚量の41%を生産するセネガル水産業の重要拠点となっている。
ンブール県水産局は、セネガル南沿岸地域(プティット・コート)を管轄し、漁獲高管理、水産資源管理、魚船の登録、水産施設の衛生監督等を行っている。同地域ではJICAの開発調査型技術協力プロジェクト「バリューチェーン開発による水産資源共同管理促進計画策定プロジェクト」が2017年12月まで実施されている。また、2017年6月まで水産開発JV(青年海外協力隊)が派遣されていた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ンブール県には13の漁村が存在する。主な漁村はンブールとジョアールであり、この2村で漁船数は県全体の約70%、漁業者数は全体の約65%を占める。ンブール県の人口約51万人のうち漁業に従事している人口は約10万人で全体の20%である。ンブール漁民の大半は零細漁業で生活を営んでおり、木造のピローグで漁を行っている。小、中型ピローグは釣り、網、籠等の漁法、大型ピローグは巻き網を主流として行っている。しかし、漁師を含む漁業者は、その日暮らしの漁業を行っており、月齢カレンダーの利用や漁具の改善、新たな漁法の可能性を紹介することで安定した漁業で生計を立てることが期待されており、漁師の実生活を明らかにしながら漁法のアドバイスや実践方法、資源管理策を行うJV要請に至った。漁業分野でのローカルガバナンスのためにCLPA(零細漁業地方評議会)も設立され県内4か所に存在しており水産資源管理推進も期待される。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先が管轄する漁村で以下の活動を行う。
1.漁業者とともに活動しながら、月齢カレンダーの導入、セネガルの現状に適した籠漁等の新漁法を紹介する。
2.閑散期における漁具(建網、籠等)の改良作製と漁業者への普及講習を実施する。
3.利用の対象となっている水産資源の状態について漁業者、配属先と相談し、管理方策について検討する。
4.配属先と定期的に現状報告を行い、意見交換を実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし
4)配属先同僚及び活動対象者
水産支局長 1名(40代男性)
秘書 1名(30代女性)
同僚 他3名
漁業者、仲買業者 等
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はフランス語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・漁業に関する知識
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(15~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
2018年4月上旬から9か月派遣予定。
漁業者とともに同居する可能性もあり、電気・水道がない家庭もある。