2018年度 2回 要望調査票
短期派遣青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(Na30918201)
募集終了

国名
ブラジル
職種コード 職種
B341 建築
年齢制限
活動形態
日系
派遣期間
短期 11ヵ月
派遣時期
2019年1月から

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

レジストロ日伯文化協会

2)配属機関名(日本語)

レジストロ日伯文化協会
日系社会

3)任地( サンパウロ州レジストロ市 ) JICA事務所の所在地( サンパウロ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

レジストロ市及びその周辺地域は日本人入植104年を迎える最古の移住地の一つでもある。レジストロ移住地と呼ばれ、現在の市の中心地も含み5地区から形成されていた。現在でも市内に約1,300所帯の日系人家族が暮らしている。配属先は日本文化の継承と普及を目的に1994年に設立され、日本語学校を始め和太鼓など日本文化の部を運営するほか、灯篭流しや日本文化週間など市民向け行事も数多く開催している。また周辺地域の日系団体との連携も推進している。会員数は約240名であり、2018年予算は約1千5百万円。なお、同市は岐阜県中津川市と姉妹都市提携している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同市及びその周辺地域はリベイラ谷地域と呼ばれ、政府の環境保護地域に指定されている。地域の市長達によりグリーン・アグロツーリズム計画推進が決められ、同市の観光推進委員会や配属先の地域社会活性化委員会(CTP)などが地域の活性化に貢献する様々な事業に取り組んでいる。こうした事業の一つに日本人初期移民が建築した約50戸の家屋群(ブラジル歴史遺産研究所の文化遺産に登録。)の修復や保存がある。保存状況は一部住居として使用可能な家屋から崩壊の危機に瀕している家屋も少なくない。これまで配属先関係者でもある日系人研究者が中心となり修復や保存を進めてきてはいるが、家屋の傷みも進んできており、修復や保存に携わる人材育成が喫緊の課題となっている。このような背景から、学生や大工職人らとともに同家屋群の保存修復活動を行うことで彼らの人材育成に協力するボランティアが要請された。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

レジストロ市内の初期移民が建築した家屋群(約50戸)を現場として活動し、他業務は配属先で行う。
1.この家屋の特徴を理解し、持続的に管理、メンテナンスに必要な助言を行う。
2.家屋修復のみでなく、修復作業を対象者とともに行うなど、技術者育成に協力する。
3.農村部や都市部の観光スポットに必要な(直売所、インフォメーションカウンター、トイレ、休憩所)の施設建設にも協力する。
4.修復工事中開催される報告会やシンポジウムに参加する。
5.家屋群の研究をまとめ、文化遺産としての修復工事のために詳細なデータベース作成に協力する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

大工道具 ※神奈川大学日本常民文化研究所http://jominken.kanagawa-u.ac.jp/research/Brazil/koplrv000000117c.html に写真掲載

4)配属先同僚及び活動対象者

・配属先会長:男性、60代
・配属先CTP遺産家屋修復コーディネーター:男性、70代
・日系研究者:女性、50代
・土木技師:男性、60代
・協働(育成対象)者:家屋群の修復・保存技術を習得したとしている20~50代、約20名

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

ポルトガル語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)又はポルトガル語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(男性) 備考:対象は男性がほとんどのため

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:技術指導が必要なため

[参考情報]:

 ・日本の伝統家屋建設/工事の経験者

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(10~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

2019年1月中旬-11月中旬を予定
活動での使用言語:ポルトガル語、英語、日本語