【配属機関概要】

3）任地（ サンタクルス県サンファン市 ） JICA事務所の所在地（ ラパス県ラパス市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+車 で 約 6.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

サンファン日系移住地において学校運営、診療所運営、ガソリンスタンド運営、保健福祉センター・日系高齢者ケアセンター運営や移住地管理の渉外、道路維持管理等を行う日系団体。日系社会シニア・ボランティア(NSV)の活動拠点となる”憩いの郷”は、住民の要望により2013年に開所された高齢者福祉施設で、同施設ではデイサービスをはじめ、パワーリハビリテーションや趣味活動等が地域の日系高齢者に対し実施されている。
現在までに3名のNSV(高齢者介護/短期1名、長期2名[2018年6月まで活動予定])が派遣されており、同施設の年間予算は約6.1万米ドルである。

【要請概要】

1）要請理由・背景

・これまで派遣された高齢者介護・保健師・社会福祉士のボランティアや自助努力により、同地においては福祉の心構えを持ち合わせる福祉サポーターが育ちつつあるが、地域で支える福祉実践のため、一般住民への福祉理念を普及する人材が必要とされている。
・サンファン日系移住地では、70歳を超える高齢者が増加する中で、介護に備える知識を求める声が挙がっている。
・地域住民が支える高齢者福祉センター「開拓者 憩いの郷」が開館し、高齢者の拠点とし生きがい教室を提供しており、更に多様化する高齢者の趣向に対応できるプログラムが求められている。
・定期レクリエーションを始め小規模な集いを行うなかで、ゲーム感覚で楽しみながら機能訓練に貢献する遊びのバリエーション等が求められ、本要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先が運営する高齢者福祉施設において、以下の活動を行う。
1. 介護福祉に資するレクリエーションを短期集中的に導入し、現地福祉サポーターが継続できるよう定着を図る。
2. 同協会が運営する保健福祉センター「開拓者 憩いの郷」の運営を策定する。
3. 同上センターで実践されているプログラムを評価・検討する。
4. 住民および高齢者に向けた福祉活動を推進する。
5. 移住地に見合った福祉事業を推進する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

診療所事務室内機器、パソコン、プロジェクター、卓球・バドミントン等のスポーツ用具、保健福祉センター・リハビリセンター・日系高齢者ケアセンター等の施設

4）配属先同僚及び活動対象者

診療所及び協会職員 約10名
福祉サポーター(介護の初歩知識を有する) 約35名

【資格条件等】

[参考情報]：

　・レクリエーションを通じた介護予防経験者。

【地域概況】

【特記事項】

活動上最も使用する言語は日本語。派遣開始時期は2018年4月上旬の予定。