2017年度 2回 要望調査票
短期派遣シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SA30317201)
募集終了

国名
アルゼンチン
職種コード 職種
C108 土壌肥料
年齢制限
活動形態
個別
派遣期間
短期 6ヵ月
派遣時期
2018年1月から

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

農産業省

2)配属機関名(日本語)

国立農牧技術院 サン・ペドロ農業試験場

3)任地( サン・ペドロ市 ) JICA事務所の所在地( ブエノスアイレス市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

国立農牧技術院(INTA)は、1956年設立の農産業省傘下の研究所。職員数約7700人(約40%が技術者)を擁し、天然資源や環境保全、農牧業の研究開発、人材育成、生産者への普及業務等の実施している。
国内各地に6つの研究センター、23の研究所、15の地域センター、51の農業試験場、350の農業普及所を有し、各種研究開発や農産物の競争力向上、農民の生計向上等を目的とした各種プロジェクトを実施している。サン・ペドロ試験場は、ブエノスアイレス州北部に位置する中規模の試験場である。

【要請概要】

1)要請理由・背景

サン・ペドロ試験場は、野菜や果樹、花き・観葉植物等、温暖地の集約農業に関する研究開発・普及活動を展開する。現在、国立農牧技術院は、「野菜・花卉・芳香植物国家プログラム」の主要コンポーネントとして、サン・ペドロ試験場を拠点に、野菜生産の増産と品質の改善を目的とした研究開発・普及活動からなる「野菜プログラム」を推進している。当国における野菜栽培面積は約60万haに及び、そのうち1万5千haが施設栽培面積だが、特に施設栽培において、土壌の劣化(塩害、ソーダ質化、アルカリ化)と病原菌や線虫による汚染が大きな問題となっている。そこで環境負荷が少なくかつ効率的な土壌の修復・改良と消毒手法の開発、土を用いない栽培手法の導入等を目的として本要請がなされた。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.太陽熱や(地域発生作物残さ等を利用した)バイオフューミゲーションによる土壌消毒手法の改善、及び効果の測定・評価方法に関する助言
2.土壌の修復・改良に用いるコンポストの製作に活用する地域発生有機物の選定等に関する助言
3.水耕栽培、礫耕(れきこう)栽培等、土を使用しない栽培法の導入

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

原子吸光光度計を中心とした分析装置、顕微鏡、オートクレーブ、試験栽培用ハウス、湛液型水耕資材、パイプ式循環型水耕機材、礫材、事務机、椅子、事務用品一般等

4)配属先同僚及び活動対象者

・配属先長:女性/50代/経験年数22年
・カウンターパート:女性/30代/経験年数12年
・その他スタッフ:68名

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)農学 備考:業務遂行上必須

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:業務遂行上必須

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(0~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

派遣予定時期は2018年1月中旬から6ヶ月間。試験場はサン・ペドロ市の中心街から約20キロ離れており、バスを利用しての通勤が想定される。