要請番号(SA30317202)
募集終了
2018年1月から |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農産業省
2)配属機関名(日本語)
国立農牧技術院 自然資源研究センター
3)任地( ウーリンガム市 ) JICA事務所の所在地( ブエノスアイレス市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国立農牧技術院(INTA)は、1956年設立の農牧水産食糧省傘下の研究所。職員数約7700人(約40%が技術者)を擁し、天然資源や環境保全、農牧業の研究開発、人材育成、生産者への普及業務等の実施している。国内各地に6つの研究センター、23の研究所、15の地域センター、51の農業試験場、350の農業普及所を有し、各種研究開発や農産物の競争力向上、農民の生計向上等を目的とした各種プロジェクトを実施している。自然資源研究センター(以下、IRB)は、遺伝資源の保全・同定、生態学・環境管理、野生種の評価・育種の部門からなる生物資源研究所(CIRN)に属する研究所の1つである。
【要請概要】
1)要請理由・背景
国立農牧技術院における林業関連研究は、これまで遺伝的改良に関する研究も含め、木材に焦点を置いた研究開発を実施してきたが、近年、INTAの「国家林業プログラム」の活動の一環として、有用とされる樹種を選定し、薬用、食用等の林産物の非木材利用に向けた研究開発が開始された。IRBでは、これまで他の有用植物由来の活性成分について研究してきた研究者2名が、ユーカリとニガキの一種(学名:Picrasma Crenata)の有用化合物の抽出・利用に向けた研究を開始している。植物が生成する活性成分(代謝物質)をより効率的に抽出するためには、代謝物質の生合成と生育環境の関係を明確にする必要があるが、これまで当国では実績が無いメタボロミクスの技術を取り入れ、代謝物質の分離と同定を実施すること等を目的として本要請がなされた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
以下の活動に関して指導を行う。
1.特定樹種からの活性成分の単離
2.活性成分の活性の測定、分子構造の同定
3.生合成の代謝経路の同定
4.異なる生育条件、部位、異種等での生産性の確認
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
高速液体クロマトグラフ(HPLC)、蒸留器、リアルタイムPCR解析装置、電気泳動装置(アガロースゲル、ポリアクリルアミドゲル)、超微量分光光度計(ナンドロップ)、事務机、椅子、事務用品一般等
4)配属先同僚及び活動対象者
・カウンターパート1:女性/30代/経験年数12年/生物学博士
・カウンターパート2:女性/50代/経験年数23年/化学博士
・その他スタッフ:約80名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:業務遂行上必須
[参考情報]:
・同分野で博士課程修了、または、
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(0~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
派遣予定時期は2018年1月中旬から6ヶ月間。