2020年度 1回 要望調査票
短期派遣シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SA31820141)
募集終了

国名
エクアドル
職種コード 職種
C107 病虫害対策
年齢制限
活動形態
個別
派遣期間
短期 11ヵ月
派遣時期
2020年7月から

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

動植物衛生規制管理機構

2)配属機関名(日本語)

食品安全局研究所

3)任地( ピチンチャ県キト市トゥンバコ地区 ) JICA事務所の所在地( ピチンチャ県キト市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

農牧省管轄の公的機関。動植物検疫やエ国の農産物(加工品を除く)の管理と規制を担当。食品安全局は農産物中の汚染物質の管理を通じ農産物の品質管理・保証を実施。首都中心部の同機構事務所内に食品安全局の事務部門がある。そこからバスで約1.5時間のトゥンバコ地区に農牧省のラボ(研究所)があり、同機構の総合研究所となっている。国内23県に同機構の支所(事務所)があり、そこの技術者がサンプリング等を実施。支所合計で千名強が勤務。機構の年間予算は約US$5百万(2019年)。他の7か所の民間ラボと連携し、検査業務の委託推進により、エ国の検査体制の拡充を目指す。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先は2021年までに提供するサービスの信頼が国内外で向上し、国の農産品取引の増大を目指している。輸出時は当地において世界標準法(Codex Alimentarius)で検査を行い「合格」の状態で輸出するが、輸出先国で同じ方法で検査をすると2,4-D等の残留汚染物質が検出され「不合格」・輸出不可、といった状態になる。これはエ国での世界標準に基づく検査が適切に行われていないためで、この検査技術の向上が求められている。過去に日本の農水省が本研究所やエ国内の民間研究所の技術者に対し指導を行ったが、前出のような現状から、日常の検査業務を通じたフォローやアドバイスの必要性が求められ今回の要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先の同僚とともに以下を行う。
1.主に農産物中の汚染物(2,4-D、他)の残留分析を通じ、その適切で効果的、効率的な分析技術の共有を行う。
2.1を通じ、日本の残留汚染物質(2,4-D、他)の検査方法との差異をみつけ、改善策を共有する。
3.配属先の研究所や国内で連携関係のある研究所(7か所程度)の技術者に対し、1.2を実施する。
4.検査過程における適切なサンプリング方法技術を、全国にある機構の技術者と共有するべく講習会等を実施する。
(必要に応じ、サンプリング場所へ出向く)
収穫から輸出までのどの段階で汚染されるのかの特定についても、可能であれば支援が求められている。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

液体クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー、質遠心分離機など

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:配属先研究所技術者
生物学者・化学者・生化学者。女性男性とも。39?65歳。5?20年の経験。
活動対象者:上記同僚に加え、県支所の技術者47名(1~3名/県)各。経験年数6か月~4年。年齢25才~40代。獣医師、農学士等。及び当該研究所以外の7つの民間研究所技術者24名。

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

スペイン語(レベル:C)又は英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)15年以上 備考:同僚とのバランス

[参考情報]:

 ・農産品の汚染物質分析経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(9~20℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

農産物中の残留汚染部室の分析で、主に穀物における2.4-D分析方法に長けていること、およびその知識や経験が豊富であることが望ましい。英語を介して業務可能な同僚が1名いる。派遣希望時期は7月下旬。