2017年度 3回 要望調査票
短期派遣シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SA32117302)
募集終了

国名
ガイアナ
職種コード 職種
B121 下水道
年齢制限
活動形態
個別
派遣期間
短期 6ヵ月
派遣時期
2018年6月から
水公社外観 同僚たちと 大西洋に排水される下水管

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

地域社会省

2)配属機関名(日本語)

水公社

3)任地( ジョージタウン ) JICA事務所の所在地( ジョージタウン )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先のガイアナ水公社は、地域社会省の下部組織となる。水道公社には上水道部門と下水道部門がある。上下水道施設は、1920年代に人口1万人の首都ジョージタウンを対象に設計されたものであるが、現在は首都中心部の5万人、周辺部の5万人が需要者数となっている。水公社職員の中には、JICA研修を受けている者が数名おり、上水道部門では、日本政府の無償援助協力により水源地における貯水施設が建設されている。配属先には過去に上水道SV(シニア海外ボランティア)が2名、下水道SVが1名、コンピュータ技術SVが活動した。C/P(カウンターパート)に日本研修を受けた者がいる。

【要請概要】

1)要請理由・背景

水公社は、首都ジョージタウンとトゥクビルの下水管とその排出までを行っているが、ほぼ未処理で大西洋に700トン/日廃棄されており、維持管理は限界に達している。各家庭には浄化槽が据えられているが、清掃や管理が行き届いていない。下水管の平均地盤が海抜ゼロに等しく、大雨の度に増水し、下水の逆流もありえ、衛生面での至急の改善が必要で、海洋の汚染対策も重要である。下水道は1929 年に完成し、人口が当初の1万人から10万人になった現在、当初の許容範囲を超えている。水公社は対処療法的に下水の処理能力の維持をしなければならないが、同時に将来の更なる人口増加を予想して、安価で維持管理の手間のかからない下水道計画を立案する方向で進めている。下水配置図が無かったが、2015年に派遣されたSVが既存下水のデータを作図し、処理場の将来計画を提案した。今回本格的な設計について技術移転を求めている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先職員と共に以下の活動を行い技術移転を行う。
1.水公社の規格を満たす排水処理プラントの設計を支援する
2.住宅計画のための新しい下水道システムの設計と運用を支援する
3.下水道システムを効果的に管理および維持するためにGWIが必要とする追加的な技術支援をする

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

コンピュータ、プリンター

4)配属先同僚及び活動対象者

同僚:技術レベル中、経験年数5-10年、男性20名、女性10名
活動対象:年齢層20-40才

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

英語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:専門技術の経験を求めているため

[参考情報]:

 ・できれば下水処理プラントの設計経験があること

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

SVへの支援はセントルシア国事務所が所管し(ガイアナにはJICA事務所がない)、本SVと同時期派遣の企画調査員が現地で支援を行う。派遣開始時期は2018年6月上旬だが変更の可能性あり。