要請番号（SA32117309）
募集終了
| 2018年6月から |
【配属機関概要】
1）受入省庁名（日本語）
農業省
2）配属機関名（日本語）
水産部
3）任地（ ジョージタウン ） JICA事務所の所在地（ ジョージタウン ）
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 0.5 時間 ）
4）配属機関の規模・事業内容
農業省組織内の部としては、水産部と水門気象部との二つの部がある。その他国立灌漑排水局(NDIA)、農業学校等がある。主要輸出農産品は米、砂糖キビである。水産部門では日本へ海老が輸出されていたことは有名であるが漁獲量は低迷している。農業省水産部職員の中には、JICA研修を受けている者がいる。2016年6月に灌漑排水の無償資金協力のプロジェクトが完了。短期SV派遣者実績は、水産部5名(養殖3名、漁業講師1名、漁具・漁法1名)、国立灌漑排水局に農業土木SV(シニア海外ボランティア)、ガイアナ農業学校に食品加工SVとなっている。2017年に養殖と水産加工のSVが派遣された。
【要請概要】
1）要請理由・背景
ガイアナの水産は近海において小型船で行う沿岸漁業と大型河川での内水面漁業の二種類ある。沿岸部は河川からの泥水が流れ込むので常時濁っており魚種に限りがある。首都のジョージタウンはデメララ川の河口に開けた街で、近隣の地域を含めると人口は22万人程である。魚はフライにして食べる方法が一般的である。船舶漁業での問題点は、網などの機材の能力、新鮮な状態での陸までの運搬、漁法の改善がなされないことが推測される。特に漁獲後から加工までの間で3%が傷んでしまい廃棄されている。これらのことから漁船の冷凍設備、陸揚げ後の市場での保存状態、市場の運用形態等を改善し、増加した漁獲量を加工し輸出につなげること等を検討しているが、配属先職員は専門分野の知識が乏しく現状改善にSVの経験と技術力が求められている。農水産物局はガイアナの漁業資源の管理と規制を担当している。地方ごとの漁業組合活動が未熟であるが産業として発展させ漁業者の生活改善の余地は十分ある。
2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）
配属先職員への技術向上に以下の活動が求められている。
1.リージョンNO.2とリージョンNO.5の水産部のスタッフへの漁具漁法(漁網、その他漁獲法)、漁業組合育成等に関する技術移転(鮮度維持、漁業組合の活性化等)を行う。
2.使用されている漁具に関する調査を実施し適切な指導を行う。
3.その他の地域の漁業協同組合の実態を調査し、組合と組合員の
育成へのアドバイスを行う。
3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
コンピュータ等
4）配属先同僚及び活動対象者
水産部本部、地方支部とも
経験年数: 2-10年以上
技術レベル: 初歩
活動対象: 年齢層20-40才
5）活動使用言語
英語
6）生活使用言語
英語
7）選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]：（ ）
[性別]：（ ） 備考：
[学歴]：（ ） 備考：
[経験]：（実務経験）3年以上 備考：専門技術の経験を求めているため
[参考情報]：
・沿岸漁業の経験があれば尚良い
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]：（熱帯雨林気候） 気温：（25～40℃位）
[通信]：（インターネット可 電話可）
[電気]：（安定）
[水道]：（安定）
【特記事項】
SVへの支援はセントルシア国事務所が所管し(ガイアナにはJICA事務所がない)、本SVと同時期派遣の企画調査員が現地で支援を行う。派遣開始時期は2018年6月上旬だが変更の可能性あり。