2020年度 1回 要望調査票
短期派遣シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SA46320119)
募集終了

国名
エジプト
職種コード 職種
G157 日本語教育
年齢制限
活動形態
個別
派遣期間
短期 11ヵ月
派遣時期
2020年8月から

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

高等教育省

2)配属機関名(日本語)

アズハル大学

3)任地( カイロ ) JICA事務所の所在地( カイロ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は、カイロに本部をおく公立大学で、基礎となるモスク付属の教育施設は970年に始まり、現存する世界最古の大学の1つである。イスラム教スンナ派の最高教育機関としての機能を持ち、50万人の学生が約90ある各学部にて学んでいる。言語翻訳学部は1965年に開設、現在16の学科にてイスラム圏外の外国語も含む様々な言語が学ばれており、日本語学科は2018年に開設した。全体の約6%は海外からの留学生である。男女分かれてキャンパスが設置され、地方の分校もある。大学以外にも小学校から高校などアズハル大学に関連する教育施設がエジプト国内、また海外にも存在する。

【要請概要】

1)要請理由・背景

日本語学科は初年度の入学者が多く250人以上の学生を5名のエジプト人講師で対応した。その結果進級テストで不合格者が多く発生したため、今年度は新入生を受入れず、進級した2年生(90名程)と不合格者(70名)への授業を行っている。しかし、エジプト人講師の指導レベルは低く(過去に指導経験がない)、指導技術の早急な向上が求められている。また効率的なカリキュラムの策定や教科書選定等にもエジプト人講師のみでは判断に迷うことも多く、カリキュラムデザインや教材選定の経験がある教師のサポートが求められ今回の要請に至った。現在日本語学科は男子学生用キャンパスのみに開設されているが、大学側は将来的に女子学生用にも日本文学学科の開設を希望している。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.エジプト人講師に対し、日本語教師としての技術が身に付くよう技術指導、その他試験問題作成、採点などのサポートを行う。
2.日本語学科のカリキュラムをエジプト人講師と共に策定する。
(※現時点では各講師がカリキュラム・到達目標のないままに授業を進めている状況)
3.日本語学科の学生に日本語の授業を行う。
4.日本文化紹介イベント実施に向けた側面支援。
5.学生の留学手続きの側面支援。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教室、教材(『みんなの日本語』等)、スピーカー、液晶プロジェクター

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
学部長(男性60代)
エジプト人講師5名(女4名男1名、40~50代、いずれも非常勤。うち2名は日本語能力試験N2レベル)
国際交流基金の専門家が週1回会話の授業を実施中
活動対象者:
日本文学学科の学生(男子)約160人(1.2年生)

5)活動使用言語

日本語

6)生活使用言語

エジプトアラビア語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(日本語教育に関する資格)

[性別]:(男性) 備考:男子学生用キャンパスであるため

[学歴]:(大卒) 備考:同僚と同レベル

[経験]:(実務経験)15年以上 備考:同僚に指導するため

[参考情報]:

 ・講師指導経験

 ・カリキュラム策定経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(砂漠気候) 気温:(5~45℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

同配属先に長期一般隊員募集予定(期間:2020年12月~2022年12月)、協働が求められる
同僚教師は日本語が話せ、活動も日本語で可能。学生とのコミュニケーションは英語・日本語。
8月下旬頃派遣予定