【配属機関概要】

3）任地（ ケープタウン ） JICA事務所の所在地（ プレトリア ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

同国の公立職業訓練校の一つで2002年に設立され、計7つのキャンパスを保有し、エンジニアリング、美容、観光、IT、料理等のコースを有する。国家資格NCV: National Certificate(Vocational)を目的とするNCVプログラムや技能研修プログラム等合計25のコースで職業訓練を提供している。7センター合計:生徒数約12000人、職員数約1000人。生徒の年齢はおよそ17歳から25歳。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同国では新卒の就職率が低く、そのため若者の失業率が非常に高いため、その対策の一つとして職業訓練による技能向上が図られている。同キャンパスのNCVプログラムには計5コースがあり、各コースでは数学科目が必須であるが、数学の単位取得率が低い状況が続いている。その原因として、計算機の多用、文章題の読解力の低さ、授業用語(英語)を理解できない等がある。また入学基準が低いことから生徒間の学力差が大きく、クラス全体をまとめた授業を行うことが困難な状況が続いている。このような状況を改善すべく配属先では、授業について来れない生徒に対する補講を行っているが、基礎学力の低い彼らに対する指導が難しいため、ボランティアによる効果的な学力向上支援が求められている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

ボランティアは生徒の数学力向上及び国家資格試験合格率向上を目指して、以下の活動を同僚教員と共に行う。(対象は日本の中学から数III、数C程度。)

1. 授業についてこれない生徒への補講や、授業外での個人指導を行う。
2. 同僚教員の授業に参加し、授業について来れない生徒に対するサポートを行う。
3. 他の教員の模範となるような授業を必要に応じて行う(週1.2回程度)。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

オフィススペース、プロジェクター、コピー機等事務機器

4）配属先同僚及び活動対象者

数学担当教員 10人(男性、女性 20歳代-50歳代)
生徒(9学年終了(日本の中卒に相当)資格取得者以上、同国では留年があるため年齢の幅があるが概ね17-25歳)、3学年合計約1500名
1クラスの人数は最大で40名程度

【資格条件等】

[参考情報]：

　・南アにて1年以上のボランティア教員経験

【地域概況】

【特記事項】

2018年1月中旬より派遣予定。