要請番号(SA75417301)
募集終了
2018年4月から |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健社会保護省
2)配属機関名(日本語)
ドゥシャンベ市年金生活者・高齢障害者福祉支援センター
3)任地( ドゥシャンベ ) JICA事務所の所在地( ドゥシャンベ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.2 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
1992年創設の高齢者対象総合福祉支援に特化した市内唯一の公的施設。3,560平方メートルの敷地内に、事務局棟、宿泊施設棟、入浴施設棟、食堂棟、多目的棟が点在。年間利用者約250名中75%は市内に住居を持つ年金受給者で、デイケアサービスを受けるため日中のみ通う。25%は恒久的住居を持たない身寄りのない高齢者で、施設内に25床ある宿泊室に3-6ヵ月間滞在する間にセンター側で恒久的住居を探す。年間予算約1千25万円。2015年ドイツ大使館経由でNGOによりデイケアサービス用車両供与、2016年度日本国大使館の「草の根・人間の安全保障無償資金協力」で階段改修、工作室・パン工房室設置の支援を受けた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
タジキスタンでは、2017年より障害者リハビリテーションにかかる国家プログラムが開始し、保健医療リハビリテーションサービスの充実が重点分野の1つに掲げられている。しかし、「作業療法」はタジキスタンでは新しい専門領域のため、作業療法士の養成課程は未整備な状態である。配属先は比較的生活自立度の高い高齢障害者を対象として総合福祉支援を提供しており、手芸活動や外出行事といったデイケア活動が行われているものの、作業療法に関する専門的知見を有するスタッフは配置されていない。SV(シニア海外ボランティア)は、特に男性が従事するデイケア活動の拡充、障害予防を目的としたレクリエーション実施を支援するとともに、同僚を対象とした勉強会開催を通して「作業療法」に関する理解促進を図ることが期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
首都ドゥシャンベ市内にある福祉支援施設にて、高齢障害者を中心とする施設利用者に対し、主に生産活動と余暇活動を通した作業療法の実践を支援する。
1.施設利用者のデイケア活動(手芸・工芸・料理などのうちボランティアが得意な活動)の幅を広げる。
2.障害の予防を目的としたレクリエーションを実施する。
3.作業療法に関し、勉強会の開催などを通して同僚への指導・助言・啓発活動を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
パン焼きオーブン、溶接機材、指物機材
4)配属先同僚及び活動対象者
施設スタッフ全29名のうち、同僚となる医療スタッフは下記。
・看護師4名:40代女性(経験13年)、40代女性(経験18年)、40代女性(経験22年)、20代男性(経験3年)
・文化(レクリエーション)担当スタッフ1名:50代男性(経験25年)
・ソーシャルワーカー1名:20代男性(経験1年)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
ロシア語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(作業療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚への指導が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(湿潤大陸性気候) 気温:(-5~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
日常生活では、タジク語(公用語)とロシア語(民族交流語)を使う場面が多い。
派遣希望時期:4月上旬