要請番号(SA75418142)
募集終了
2018年9月から |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健社会保護省
2)配属機関名(日本語)
国立小児リハビリテーションセンター「チョルボグ」
3)任地( ヴァルゾブ ) JICA事務所の所在地( ドゥシャンベ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.7 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
4~18歳の小児約200名が入所するリハビリテーションセンター。入所者の症状別内訳は、脳性麻痺(77名)、中枢神経麻痺(17名)、神経系障害(2名)、出生後麻痺(11名)、てんかん(11名)、ダウン症(7名)、自閉症(2名)、小児精神病(61名)、筋ジストロフィー(1名)、小頭症(7名)。施設内には寝室40部屋、センサー室、リハビリテーション室、治療・マッサージ・理学療法室がある。施設の主たる活動は、障害のある小児への治療とリハビリテーションサービス、よりよいケアの提供である。年間予算約9千917万円。
【要請概要】
1)要請理由・背景
タジキスタンの理学療法は、旧ソ連時代に定着した電気療法、パラフィン温熱療法、リラクゼーションマッサージの3つの物理的手段による介入が中心であり、治療体操などの運動療法や徒手的療法はほとんど実施されていない。配属先のリハビリテーションセンターでも、理学療法に携わる医療スタッフの運動療法や徒手的療法に関する知識と技術は乏しく、十分なリハビリが行われていない。SV(シニア海外ボランティア)は、同僚への実技指導や勉強会の開催等を通じ、正しい理学療法(特に徒手的療法)を紹介し、実践を支援することが期待されている。また、障害児をケアする保護者や親族への指導に加え、関連する他のリハビリテーションセンター職員に対する理学療法の啓発も期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
首都近郊にある国立小児リハビリテーションセンター等にて、医療スタッフの育成を通して正しい理学療法の普及を図るとともに、障害児の保護者や親族に対する正しい動きの支援方法の指導を行う。
1.リハビリテーションセンター医療スタッフに対し理学療法の能力強化を行う(実技指導、勉強会開催等)。
2.障害児の保護者・親族に対して、正しい動きの支援方法について指導を行う。
3.医療スタッフや障害児の保護者・親族向けの教材・啓発資料を作成する。
4.近隣のリハビリテーション施設向けに、理学療法に関する啓発活動を実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
電気療法機器3台、アンプリ機器1台。
4)配属先同僚及び活動対象者
施設スタッフ全229名のうち、医療分野に従事する下記スタッフが同僚となる。
・理学療法士4名:50代(経験8年・21年)、40代(経験9年・11年)。
・他の医療スタッフ22名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
ロシア語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(理学療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚への指導が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(湿潤大陸性気候) 気温:(-5~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
日常生活では、タジク語(公用語)とロシア語(民族交流語)を使う場面が多い。
派遣希望時期:9月下旬