【配属機関概要】

3）任地（ ドゥシャンベ ） JICA事務所の所在地（ ドゥシャンベ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 0.1 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

タジキスタン政府は2017年6月、従前の「青少年・スポーツ・観光委員会」から独立する形で「観光開発委員会」を設立した。同委員会の所掌は、観光関連活動促進のための政策策定、観光セクター振興のための制度・規則の提案、観光関連インフラ整備の促進、タジキスタン観光資源のプロモーション(各地でのフェア等への参加を通じた)等である。
年間予算は約2億円。

【要請概要】

1）要請理由・背景

国土の90%以上が山岳地帯であるタジキスタンは、「世界の屋根」と称されるパミール高原の他、風光明媚な観光資源に富む。タジキスタン政府は、2018年を「観光・工芸の年」と位置づけるなど、観光開発に注力している。2017年に隣国ウズベキスタンとの外交関係が急激に改善され、両国の陸路国境が開いたため、ウズベキスタン領の世界遺産(サマルカンド等)を訪れる観光客をタジキスタンに取り込む可能性も出てきている。しかし、設立後間もない「観光開発委員会」では、インバウンド旅行者向けのプロモーション・マーケティング、インフラ整備やサービス向上等に関する十分な知識・経験を有する職員が少なく、人材育成が必要とされている。また、同委員会で作成中の「観光開発戦略2030」作成に関する助言も求められている。以上の背景を踏まえ、観光開発振興に資する人材育成・戦略強化に協力できるJICAボランティアの要請が出された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1.観光地の現状把握を踏まえ、観光セクターの現状・課題・改善策を分析する
(ウズベキスタン等の近隣国を含む広域観光ルート開発に係る提言も検討する)。
2.上記の分析を踏まえ、タジキスタン政府による観光開発戦略の作成に対する協力・助言を行う。
3.インバウンド観光客向けプロモーション、マーケティング、観光地のインフラ整備、観光業界のサービス向上等に係る協力・助言を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC、プリンター、プロジェクター。

4）配属先同僚及び活動対象者

【配属先同僚】
・副委員長:40代女性、勤務経験5年
・観光開発局長:30代男性、勤務経験10年
・チーフ・スペシャリスト(運営):20代男性、勤務経験4年
・チーフ・スペシャリスト(国際関係部門):20代男性、勤務経験1年
・上席スペシャリスト(国際関係部門):30代女性、勤務経験1年

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

日常生活では、タジク語(公用語)とロシア語(民族交流語)を使う場面が多い。
派遣希望時期:4月中旬