要請番号(SA75419251)
募集終了
2020年3月から |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育科学省
2)配属機関名(日本語)
タジク工科大学
3)任地( ドゥシャンベ ) JICA事務所の所在地( ドゥシャンベ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先のタジク工科大学は、同国初の工学分野の高等教育機関として1956年に設立された。電気工学(Power Engineering)、建設・設計、先端技術、運輸、運輸管理、情報通信技術の学部がある。年間予算は約1千万ソモニ(約1億2千万円)。カウンターパートは、同大学のCenter for Staff Professional Development and Project Realization(SPD & PR)センター長。
【要請概要】
1)要請理由・背景
タジキスタンは国土の90%以上が山岳地帯であり、電力システムは9割以上を水力発電に依存しているが、山岳地帯の遠隔地では電力供給不足が課題となっている。石油・天然ガスの賦存量が少ないので、係る遠隔地においては、再生可能エネルギー利用の促進が有望な解決策となっており、国家開発計画(2018-2030)は、電力の多様化を含む「エネルギー安全保障の確立」を優先開発課題の一つとしている。他方、同国内では、再生可能エネルギーに係る技術者の人材育成が十分ではない。本要請の要請元であるタジク工科大学は、電気技術者を育成する有数の高等教育機関であるが、講師・学生ともに再生可能エネルギーに関する十分な知識・経験を有していないのが現状である。このような状況を踏まえ、再生可能エネルギーに係る同大学のカリキュラム改善、教育改善等を目的として、「再生可能・省エネルギー」職種の隊員を要請したもの。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.再生可能エネルギー(太陽光、小水力、風力等)に関連する標準的なカリキュラムに基づき、電気工学学部のカリキュラムを分析し、改善の方向性を提言する。その際、可能な範囲で、同学部関係者とともに、民間企業訪問等を通じて、タジキスタンの電力技術者の水準を把握し、望ましい人材育成の方向性を提言することも期待されている。
2.タジク工科大学の講師・学生とともに、主に日本における再生可能エネルギー関連技術等(官民連携の省エネ推進方策含む)を中心に、合同セミナー・講義等を開催する。
3.可能な範囲で、同学部関係者とともに、関連民間企業との意見交換・情報共有を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC、プリンター、プロジェクター、その他 SPD & PRセンターの全設備。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・SPD & PRセンター長:30代女性(経験8年)
・エネルギー学部長:30代男性(経験15年)
・発電所学科長:30代男性(経験7年)
・発電所学科・准教授:30代男性(経験15年)
・国際部長:20代男性(経験8年)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(修士) 備考:同僚と同様レベルが求められるため
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:同僚への指導が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(-5~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
生活言語としてタジク語(国語)を使う場面が多く、ロシア語(民族交流語)の適用度は高くない。
派遣希望時期:3月下旬