要請番号(SA76320102)
募集終了
2020年8月から |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
エネルギー省
2)配属機関名(日本語)
タシケント熱電併給所
3)任地( タシケント州タシケント市 ) JICA事務所の所在地( タシケント市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
タシケント熱電併給所は、発電施設(供給能力:約60MW)を活用して、タシケント市内への温水、暖房、蒸気(供給能力:4,500Gcal/h)を供給する施設である。ソ連時代に整備された蒸気ボイラー7基に加えて、2013年から稼働する国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の実証事業に建設された27MWの熱電コジェネレーション施設を有している。また、2015年10月、同熱電併給所において新たに2基の熱電コジェネレーション施設を整備すべく、円借款が供与されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
政府の指示により、経営体制の抜本的な改革や電力料金改革が行われているが、その一環として国際会計基準(International Financial and Reporting Standard:IFRS)に基づいた財務報告が義務付けられた。しかし、現在はコンサルタントにより報告書は作成されているが、2021年以降は自らの手で作成することとなっている。国内法制上、同国の国内基準に基づいた財務報告も引き続き義務付けられている。先方の財務担当者と一緒に、どのようにウズベキスタン基準の財務報告をIFRS基準に置き換えていくのかを検討・討議しながら先方側の知見を蓄積させたい。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
財務担当者と共に、国内基準で処理済の個々の会計手続きをどのようにIFRS基準に移行させていくのかを一緒に討議しつつ、最終的なIFRS報告書の完成を支援する。
1.具体的な活動としては、当初は国内財務報告基準にかかる基準書等を読み解きつつ、ウズベクエネルゴによる国内基準に基づいた会計処理作業を通じて、ウズベキスタン国内の会計基準の理解を深める。
2.熱電併給所が実施しているIFRS基準の財務報告書の作成に加わり、処理済の個々の会計処理をどのようにIFRSに置き換えていくことが適切であるのかについて、担当者と一緒に試行錯誤の討議やアドバイスを行い、最終的なIFRS基準の財務報告書の作成に協力する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務机、PC
現在はIFRS基準の財務報告はエクセルで作成されているが、IFRS向けの会計ソフトの必要があれば導入される
4)配属先同僚及び活動対象者
財務部IFRS課長(40代女性)
その部下6名(新卒あるいは数年の経験)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
ウズベク語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚と同等レベルが必要
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:経験に基づく指導助言を行うため
[参考情報]:
・IFRSを採用している会社の財務経理経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(-20~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
派遣開始時期は、2020年8月上旬を予定。同僚は英語でのコミュニケーションが可。