【配属機関概要】

3）任地（ ブエノスアイレス市 ） JICA事務所の所在地（ ブエノスアイレス市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 0.2 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ブエノスアイレス市中心部パレルモ地区に位置する配属先は、1967年日本人移住者により造園が開始され、ブエノスアイレス市に寄贈後、1989年、同庭園の管理・運営を目的に同配属先が設立され現在に至っている。総面積2万8千平方メートルの同庭園内には、400匹の鯉が泳ぐ池、レストランを備えた2階建ての和風建築の会館、茶室等を有し、来園者数は年間約50万人に上っている。また、小学校の児童に対する無料開放の他、庭園内での文化講座や、国内各地における日本文化紹介イベントを実施、同イベントでは2-3万人/回を集客する。過去に造園や文化の職種などでJICAボランティア9名の受入実績がある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同配属先は、上記の通り、アルゼンチン国内各地(2016年フォルモサ州、2017年ブエノスアイレス州バイアブランカ市)において、日本文化紹介イベントを実施。生け花、着付け、折り紙などの代表的な日本文化の紹介の他、合気道や柔道などの伝統武道のデモンストレーション、太鼓や日本舞踊等日本の伝統芸能の披露等、日本文化の普及活動において重要な役割を果たしている。これまで短期NSVが、配属先スタッフに対して着付けや煎茶、茶室に生ける「茶花」、日本語等の指導を行っており、スタッフの一部は単独で着付けができるようにまでなっている。しかし日本文化の発信拠点として、スタッフの日本文化に関する正しい知識や技術の習得が必要なため、本要請に至った。JICAボランティアには日本文化(特に着付け、茶道、生け花等)に関する高い専門性が求められるほか、各種イベントへの協力等が期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

同配属先スタッフに対して以下の活動を行う。
1. 着物の着付け、和裁に関する指導・助言を行う。(寄贈された和服のメンテナンス方法等についての助言等)
2. 茶道(煎茶)、生け花、習字のいずれかに関する指導・助言を行う。
3. 母語話者として日本語指導補助をする。
4. 日本文化の普及に関するイベント、行事、講座等の開催について支援・助言を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

書道道具、和服一式、浴衣セット等

4）配属先同僚及び活動対象者

同僚:(広報担当者):女性/40代/日系2世
指導対象:文化部門職員(30名/20-40代)

【資格条件等】

[参考情報]：

　・着付けおよび和裁の経験10年以上

【地域概況】

【特記事項】

主な活動使用言語は日本語。
www.jardinjapones.org.ar