2018年度 春 要望調査票
シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(NS30918C01)
募集終了

国名
ブラジル
職種コード 職種
F112 品質管理・生産性向上
年齢制限
活動形態
日系
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/3 ・2019/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

コパスル‐南マットグロッソ農業協同組合

2)配属機関名(日本語)

コパスル‐南マットグロッソ農業協同組合
日系社会

3)任地( 南マットグロッソ州ナヴィライ市 ) JICA事務所の所在地( サンパウロ州サンパウロ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 6.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は1978年に7名の日系農家が創設した農協であり、現在ではナヴィライ市に本部を置き、周辺地域16か所に穀物サイロや支部を有する。組合員数は約900を数え、うち日系は70弱となっている。主な事業は穀物(大豆など)、綿花などの集荷及び販売、紡績、キャッサバ粉生産、灌漑施設販売などであり、2016年年間総売上高は375億円、従業員数480名、取引先は14/26州にわたる。また同地の日系団体への支援を始め、地域の環境保全、青年育成プロジェクト、スポーツ振興など地域社会への貢献も積極的に行っている。JICA日系研修に3名の職員、幹部の参加実績がある。http://copasul.coop.br/

【要請概要】

1)要請理由・背景

前項の通り経営強化やカイゼン・5Sの日系研修に参加した職員、幹部がおり、特にキャッサバ粉生産、紡績、穀物貯蔵サイロ、管理の各部門において、生産性および品質の向上を図るために、トヨタ生産方式を導入したいとして日系社会シニアボランティア(以下NSV)派遣が要請された。日本で生まれた生産活動の運用方式の一つである同方式を組合の業務哲学として根付かせたい。それには日本の文化習慣と結びついた方式であるため、この方式の経験や知見を積んだ人材を日本から迎えることが必要と考えられている。紡績部門ではISO9001を取得するなど、これまでも品質マネジメントに積極的に取り組んできているが、各部門でのムダの識別が困難、従業員の改善提案への参加度が低い、業務の標準化の維持と更なる精緻化、などの課題を解決するため、配属先内に組織されている改善プロジェクトメンバーとともに従業員を巻き込んだNSVの活動が望まれている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

改善プロジェクトメンバーや各部門の改善担当者と共に以下の活動を行う。なお、活動も生活もポルトガル語が主となる。
①紡績、キャッサバ粉生産、穀物貯蔵サイロ各部門の業務、現場を視察し、業務の流れを理解する。②トヨタ生産方式とその改善ツールの研修システム構築を支援する。③品質マネジメントシステムの改善提案を行う品質マネジメントシステム会議へ参加する。④改善プロジェクトへの参加とメンバーへトヨタ生産方式のツール適用に関し指導する。⑤配属先の生産体制におけるトヨタ生産方式の改善ツールをどのように適用するのか提案するためのデータや情報の収集と調整を支援する。⑥トヨタ生産方式を適用し、維持をするための短期及び長期の戦略的活動計画の作成を指導する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務スペース(PC、プリンター、インターネット接続など)

4)配属先同僚及び活動対象者

・受入責任者(工業・新規事業部長):男性、日系
・受入担当者:男性、技術者、MBA、勤務年数4年、日系研修(5S・カイゼン/2017年度)、英語可
・各部門の管理者、品質管理担当者:各10-15名、20-60代、中卒から高卒
※協働する受入担当者など英語可能なスタッフがおり、英語能力があるとよい。

5)活動使用言語

ポルトガル語

6)生活使用言語

ポルトガル語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)又はポルトガル語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)10年以上 備考:従業員への指導が求められる

[参考情報]:

 ・トヨタ生産方式の知識と経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(5~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

※配属先は任地郊外に位置し、周辺に住居はないため、市街地に居住する。配属先への送迎は関係者が行う予定。