要請番号(SL00918I01)
募集終了
・2019/2 ・2019/3 ・2020/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
人的資源省
2)配属機関名(日本語)
産業訓練校(ILP)マラン校
3)任地( トレンガヌ州マラン ) JICA事務所の所在地( クアラルンプール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
当産業訓練校は2010年に設立された高校卒業生を対象にした職業訓練校であり、修業期間は2年であり卒業後は3か月間の企業実習が義務となっている。当校はメカトロニック、プラスティック、自動車整備の3コースからなり、講師数58名、学生総数約300名である。その内、自動車整備コースは学生数180名、講師数9名である。当校に対するJICAによる協力は今回初めてとなる。学生は全員が学内の寮に居住する全寮制であり、年間2期制、年間授業時間は1200時間/年、講義と実習の割合は3:7となっている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
マレーシアでは2014年に打ち出した新国家自動車政策において、2020年までに国内生産車の85%を省エネルギー自動車(EEV)に転換し、EEVの一大生産拠点を目指しており、人的資源省では第11次マレーシア計画に約1.5億円の省エネルギー自動車導入計画予算を計上している。配属先では自動車の構造や仕組みを含めた自動車整備技術を総合的に学ぶことができるが、電気自動車やハイブリッドカーを含む省エネルギー自動車に対応できていない。今後マレーシアでは電気自動車やハイブリッドカーの修理技術の需要が高まると予想され、それに対応できる技術者の養成が望まれている。そのため技術、経験の乏しい講師の再訓練のための教官としてJICAボランティアの活動が期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
指導対象は主に講師であり、
1. 自動車整備全般の実習指導力向上のために講師の再訓練を実施する。
2. 実習施設が電気自動車やハイブリッドカーに対応できるよう、カリキュラム見直しに向けたアドバイスを行う。
3. 電気自動車やハイブリッドカーなどの省エネルギー自動車の技術を有する自動車メーカーから、最先端技術を実習へ取り込むため、両者の関係強化に取り組む。
4. 上記により産業界からのニーズに応えられる人材の輩出に向け、より技術の高い卒業生を育成し、卒業生の就職率を向上させる。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
ハイブリッドシステム(他校より借用)、トランスミッションシステム(MT,ECT)、電気系統、エアコンなどを学び、整備するための設備一式。
4)配属先同僚及び活動対象者
自動車整備コース長:男、51歳、大学卒(機械工学)、経験26年
指導対象者
講師:8名、全員男、年齢28-46歳、経験3-20年、学歴:大学2、短大6(機械工学系)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
マレー語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(2級ガソリン・ジーゼル自動車整備士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(専門学校卒) 備考:同僚とのバランス
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:講師を指導する為
[参考情報]:
・3年以上の指導経験(企業の教育訓練も可)
任地での乗物利用の必要性
四輪自動車
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
当センターは居住想定地から30Kmの郊外に立地しているため、通勤用の車輌保有が不可欠である。車輌は当地で最安の新車が80万円程度で購入可能。