2018年度 秋 要望調査票
シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SL01818I01)
募集終了

国名
タイ
職種コード 職種
H113 作業療法士
年齢制限
TYPE-B
活動形態
個別
区分
交替
3代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2019/2 ・2019/3 ・2020/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

チェンマイ大学医療技術学部作業療法士学科

3)任地( チェンマイ県ムアンチェンマイ郡 ) JICA事務所の所在地( バンコク )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 2.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

チェンマイ大学は1964年にタイ北部地域に初めて設置された国立大学であり、設立当初は科学学部、社会学部、人文学部の3学部であった。現在は、工学部、医学部、理学部等21学部(うち1つは学士までのカレッジ)、3つの研究所を有する総合大学である。「足るを知る経済の哲学、持続的な開発の考え方を身に着けた、モラルの高い、世界レベルの研究重視型高等教育」を大学のビジョンに、日本を含む国外200以上の大学とも協力関係を持つタイ屈指の高等教育機関である。総学生数は約36,000人(2017年10月現在)。アジア地域内の大学ランキングでは100位以内に入り、タイ国内では上位第3位の大学である。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先は1980年に開設された学科で、講義の他、身体障害、小児、精神保健、老年期の4つの分野における実習を取り入れたカリキュラムの提供、また、コミュニティケアサービスを念頭に置いた研究なども行っている。作業療法士の有資格者はタイではまだ約1100人と少なく、医療機関、小児施設や特別支援学校、高齢者施設のすべてにおいて、人材の供給は十分ではない。毎年60~70名の学生が入学する同配属先は、高齢化が急速に進むタイにおいて、有資格の作業療法士を養成する重要な役割を果たしており、社会のニーズに応えるべく、実習を含む教育内容の一層の充実が課題となっている。前任者は、用具の使い方も含めた臨床実習指導や授業改善、研究助言、最新の事例紹介、日本留学支援や研修機会の提供などを通じて作業療法士の育成に尽力した。引き続き、地域の生活支援技術や知見を共有しタイにおける作業療法士の育成を支援するため本要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1. 臨床実習に同僚教員と同行し、障害者(高齢者含む)への作業療法プログラムの立案と実施について指導・助言する。
2. 大学の講義を通して、学生や同僚教員に最新の作業療法の技術紹介や日本の事例紹介を行う。
3. 日本留学希望の学生への助言・情報共有などの支援を行う。
4. 定期的に実施されるJICAボランティアのリハビリテーション分科会に参加し、分科会で取り上げられる様々な課題に対
し、助言を行う。
※同県は技術協力プロジェクト『高齢者のための地域包括ケアサービス開発プロジェクト(通称S‐TOP)』のサイトとなる予定であり、プロジェクト関係者への現地の状況に関する情報提供も期待される。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

介護ベッド(Paramount)、バランスボール、ADL室、自助具、スヌーズレン室、プロジェクターなど

4)配属先同僚及び活動対象者

学科長:男性 作業療法士 50代

他、学内作業療法士教員23名

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

タイ語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(作業療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(修士)保健医療 備考:大学での指導のため

[経験]:(実務経験)15年以上 備考:学生や同僚教師に助言するため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(10~38℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

学校年度:2期制 前期8月~12月、後期1月~5月。少なくとも専門学校以上の教育機関での指導経験を有する方が望ましい。