2018年度 秋 要望調査票
シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SL02418I01)
募集終了

国名
ラオス
職種コード 職種
G209 考古学
年齢制限
TYPE-B
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2019/2 ・2019/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育スポーツ省

2)配属機関名(日本語)

ラオス国立大学社会科学部歴史・考古学科

3)任地( ビエンチャン特別市 ) JICA事務所の所在地( ビエンチャン特別市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.7 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

ラオス国立大学は首都に位置し、ラオスの高等教育の中核をなす重要な大学である。歴史・考古学科は社会科学部に属する5学科のうちの1つで、2009年に設立された比較的新しい学科である。同学科では学生の教育の他、社会学的調査を行い、ラオスの文化や国の歴史遺産の保護も促進している。学生数は4学年合わせて220名、修士課程は約20名が在籍している。今後、博士課程の開講も目指している。現在初代にあたるシニアボランティアが考古学分野での研究指導・学生への講義を行っている。他機関からの援助は受けていない。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ラオスでは貴重な遺跡や遺物が未踏査のままたくさん残されているものの、考古学分野はまだ成熟しておらず、歴史的価値が未確認のまま開発されている土地や地域もたくさんある。ラオスにおいて考古学は新しい学科であるため、教員たちの教授能力、調査方法の知識、調査用具の導入、使用方法の知識、データ解析のための知識、フィールド発掘調査経験等はまだ不足している。今後、修士課程の拡充、博士課程の設立を視野に入れる中、指導者側の能力強化が急務とされている。初代シニアボランティアは配属先を巻き込みながら、教員をはじめ学生の考古学の知識の向上、日本の研究機関との橋渡しを行い、研究チームの招聘、共同研究、教員の教授能力向上のための講習会等を実施してきた。学科としてもその礎ができつつあるところであり、現ボランティアの活動を継続、発展させることができるボランティアの要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.考古学の理論と技術の両方を総合的に学生/教員に指導する。
2.教員に対する指導方法の教授及び教材の整備 (教科書、視聴覚教材)
3.発掘調査の技術指導・機材と使用方法教授、出土品・遺物の管理・保存・修復への助言
4.発掘調査報告書作成のための形式分類、記録技術、計測・実測、分析、解析、遺物復元等の技術指導、及び発掘データのデータベース化の指導
5.調査に関するワークショップの実施・補助

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC、プリンター、調査機材

4)配属先同僚及び活動対象者

・学科長 男性1名
・教員(歴史・考古学科)全体で21名
考古学ユニット長 男性30代(考古学修士)
考古学技術ユニット長 男性30代(文化資源管理修士)
講師 男性2名30代 (いずれも修士課程修了)
・所属学生 大学1~4年生合計約220名、修士課程約20名

5)活動使用言語

ラオ語

6)生活使用言語

ラオ語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(修士)人文科学 備考:大学教員へ指導を行うため

[経験]:(実務経験)10年以上 備考:発掘調査技術の指導を行うため

[参考情報]:

 ・大学等での講義経験があれば尚良い

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(10~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

大学の学士・修士課程の学生への指導及び修士課程を持つ教員への指導となるため、考古学での修士修了は必須条件。博士号もあることが望ましい。主に扱う時代は先史時代を中心としている。