要請番号(SL02420C01)
募集終了
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ミタパープ病院
3)任地( 首都ビエンチャン ) JICA事務所の所在地( 首都ビエンチャン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ビエンチャンには中央病院として3つの病院が認識されており、配属先であるミタパープ病院はそのうちの1つである。30以上の診療科、100名を超える医師、看護師225名、総スタッフ数500名、平均外来患者数500名の大病院である。各中央病院においてはそれぞれ強みがあるが配属先は外科系救急に重点がおかれており、市内での重傷ケースの搬送先として、平日で70~80件/日、週末になると100件超の搬送受け入れがある。オーストリアの支援により2019年3月に完工した新病院が現病院裏手に隣接しており、それにより300床の増床となった。ラオスでも数少ないCTとMRIを有する病院である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は市内での交通外傷、特に重傷ケースの搬送先として、日々多数の搬送受け入れがある。首都ビエンチャンには現在8つの救急搬送チームがあり(すべて自己組織)、そのハンドリングと統制も将来的に整えられることが期待されている。交通量の増加による交通事故発生件数の増加が顕著で、搬送数も年々増加している。救急分野の筆頭病院として、配属先が果たす役割は極めて重要であり、より効率的かつ的確な救急医療の実施が喫緊の課題となっている。新病院の建設により病床数や設備は整ったものの、スタッフの増員は行われないため、より一層の業務向上が求められていることから、日本の知見の共有とスタッフの技術向上を目指し、隊員派遣の希望が寄せられた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先と協議しながら下記の項目の活動を実施する。
1. 救急部における看護ケアの質向上についての指導・助言を行う。
2. 看護チームを編成し、患者到着時のスムーズなオペレーション(動線・トリアージ含む)にかかる指導・助言を行う。
3. 救急部における感染コントロールについての指導・助言を行う。
4. 重症患者へのケアについての指導・助言を行う(場合によってはICUとも連携)。
5. 心肺蘇生法等の救急部で必要とされる一次救命措置に係る技術指導を行う。
6. 関連他部署や外部レスキューチームと協力し、より円滑な救急運営を模索する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
除細動器、シリンジポンプ、酸素ボンベ・マスク、心電図モニター、エコー、蘇生セット、基礎診察器具、他救急活動に必要な薬品、消耗品
4)配属先同僚及び活動対象者
・看護管理部長
・副看護部長
・同僚(救急部看護部長、副看護部長)
・救急室 医師9名、看護師30名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
ラオ語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(看護師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚への指導を行うため
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:同僚への指導を行うため
[参考情報]:
・救急分野での経験があれば尚良い
・外傷患者への実務経験があれば尚良い
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(10~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
中央病院としては、他県病院等への教育病院としての位置づけも担っており、隊員によって育成されたスタッフが外部病院でも指導ができるようになることも期待されている。