2017年度 秋 要望調査票
シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SL03017D02)
募集終了

国名
ミャンマー
職種コード 職種
H113 作業療法士
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/1 ・2018/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健・スポーツ省

2)配属機関名(日本語)

国立リハビリテーション病院

3)任地( ヤンゴン ) JICA事務所の所在地( ヤンゴン )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は同国におけるリハビリテーションサービスの中核的な役割を担っており、医師8名、理学療法士21名、看護師28名、義肢装具士18名、社会福祉士1名等約110名が勤務している。患者数は入院約50名、外来約100名/日である。主な疾病は筋骨格疾患及び四肢切断で、その他脳性まひ、脊髄損傷、脳卒中等がある。JICA「リハビリテーション強化プロジェクト」 (2008-2013年)で、作業療法に関する短期専門家が2名派遣された。また、日本財団やカンボジアトラスト、赤十字国際委員会による義肢装具関連の支援が実施されている。ボランティアの作業療法士は過去に短期SV(シニア海外ボランティア)と長期SVが派遣された。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ミャンマーでは250万人に障害があると言われているが(2014年国勢調査)、作業療法士の専門職がないため、作業療法が必要な患者へのサービスは十分とは言えず、理学療法士による簡単な作業療法の提供にとどまっている。保健省は作業療法士の育成を目指しているが、理学療法士が作業療法を学ぶ機会はほとんどない。リハビリテーションの拠点である配属先においては、2016年に日本で作業療法分野の修士課程を修めた理学療法士が作業療法的サービスを行っているが、今後も理学療法士による作業療法的サービスの質的向上が求められている。特に成人および小児を対象とした日常生活活動の指導と、上肢機能改善を目指した身体機能訓練の指導が期待されている。また、上記JICAプロジェクトの成果をフォローアップする活動も期待されている。なお、2017年度秋募集では、言語聴覚士のSVも要請されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1. 同僚と行う患者への日常生活活動指導と上肢機能改善の訓練の中で、同僚に対して作業療法の知識や技術に関するOJTを行う。
2. 院内のケース会議や研修において、適宜助言や提言を行うと共に、求めに応じて特定テーマに係る講義をする。また、必要に応じて、更なる理解促進のためにワークショップを開催する。
3. 関係する医療技術大学での作業療法コースの立ち上げに協力する。
4. 理学療法士が行う研究活動へ協力、助言を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

治療台、スプリングバランサー、輪投げ、ブロック、ハンドセラピー治療用具、ペグボード、上肢機能検査機器、サンディングボード、その他手作りの巧緻動作練習機器や上肢運動補助機器等。工作所。

4)配属先同僚及び活動対象者

理学療法科主任4名(経験25年で50歳代の女性が1名、40歳代が3名)
理学療法士 17名(女性17名、20-30代、学士もしくは修士)

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

ミャンマー語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(作業療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)10年以上 備考:指導者として活動するため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(17.5~37.0℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

任国の査証手続きにより、他国の同じ隊次より赴任時期が遅れる。