【配属機関概要】

3）任地（ ブムタン県ナクセフェル ） JICA事務所の所在地（ ティンプー市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 10.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

農林省管轄の下、ブータン国内の全ての県(20県)を対象にした農道整備や灌漑設備建設に必要な建設重機の配備、点検・整備を行っている。当国の国家開発計画である「第11次五か年計画」(2013年7月～2018年6月)において農村道路の整備が重要な課題として挙げられ、「第12次五か年計画」(2018年7月～)においても同配属先に期待されることは大きい。これまでJICA無償資金協力事業にて農村道路建設機材が2004年度(第1次)、2009年度(第2次)、2017年度(第3次)に供与されている。2011年10月までSVが活動、2018年5月現在はJVが1名活動中である。年間予算は約1億2000万円。

【要請概要】

1）要請理由・背景

2011年10月まで同配属先で活動していたSVにより基本的なメンテナンス作業や修理は配属先スタッフでも対応可能となっている。また、現在派遣中のJVがその活動を引き継ぎ、修理技術・機械管理・職場環境等の向上を図る為の活動を実施している。しかし配属先では、簡易なメンテナンスだけでは効率的に運用ができないほか、建設機械の稼動時間の増加に伴い、高度な修理技術を要する故障のトラブルシューティングが必要となってきている。配属先では整備工場を建設し、本格的な修理を行える環境を整備しているが、未だ多様なトラブルに対応できる技術が不足しているため、今般、同分野における経験の豊富なSV要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

ボランティアは配属先同僚と協力しながら、以下の活動を行う。
1.配属先にある建設重機(CATERPILLAR、HITACHI社製 エキスカベーター、CATERPILLAR社製 ブルドーザー、KAWASAKI社製 ホイールローダー、SAKAI社製 振動ローラー等)の油圧系回路および電気系回路の保守点検
2.上記機械の一般的な修理
3.地方で稼働中の建設重機の保守点検作業(地方巡回)
4.同僚への指導ならびにアドバイス、および簡易マニュアルの作成

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC、スキャナー、FAX、プリンター、コピー機、インターネットが使用できる。修理のための基本的な工具は、利用可能である。

4）配属先同僚及び活動対象者

・配属先長1名:男性、40代
・同僚7名:ワークショップ担当者及びシニア技術者、男性、30～40代、実務経験10～17年
・修理担当者10名/建設機械オペレーター50名(20代～40代、実務経験5年～15年)

主な活動対象者
・配属先の同僚、修理担当者

【資格条件等】

[参考情報]：

　・PCスキル(マニュアル作成が必要)

【地域概況】

【特記事項】

地方巡回の際には10日以上の出張も想定されるため、基礎体力が求められる。