要請番号(SL11218C01)
募集終了
2代目
・2018/3 ・2018/4 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
公共事業省
2)配属機関名(日本語)
マジュロ環礁上下水道公社
3)任地( マジュロ環礁デラップ地区 ) JICA事務所の所在地( マジュロ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は公共事業省傘下の国営企業で電力公社と同じグループに属し、マーシャル諸島共和国の首都マジュロ環礁の上下水道を運営管理している。スタッフは55名、2015年の収入は約1,302千米ドル、支出は約1,860千米ドルで、政策的な低い料金設定のため収支は常に赤字であり、政府の補助金を得ながら運営している。JICAボランティア以外にオーストラリアからの派遣実績がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は、空港近くの貯水池からマジュロ市内にある住居に1日4時間、週に3日上水を供給している。しかしながら、マジュロでは住民は昔から住居脇に設置した雨水タンクの水を生活用水として利用しており、現在3000近くある給水対象世帯に対し、約750世帯のみの給水となっていることに加えて、既設AC管の老朽化による漏水や住民の違法接続による盗水のため、供給している水の半分が無収水となっている現状が赤字収支の改善を妨げている。この状況を改善するため、将来にわたる上水道施設の改善計画実施や、現有する施設の保守管理を行う職員の育成が求められている。また政府は、干ばつ対策や安全な上水供給を目指して、日本の無償資金協力による新たな貯水池の設置、浄水施設等の設備更新を検討している。派遣中SVは、若い職員の技術指導等と共に、同プロジェクト形成への協力を行っており、後任派遣による継続的な支援が要請されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先と調整しながら可能な範囲で以下の業務を行う。
1.現有施設の運営・管理等のアドバイスを行う。
2.今後20年間程度にわたる上下水道の開発計画、及びそれに付随する実施計画の策定促進支援を行う。
3.同僚職員への技術指導(漏水対策、海水淡水化装置の維持管理、水質管理など)を行う。
4.現在使用している設計図面の各種管理台帳の整理指導を行う。
5.現在検討中の日本の無償資金協力のプロジェクト形成における側面的な協力を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
簡易水質検査機器(公社所有)
4)配属先同僚及び活動対象者
運営管理者1名 男性40代
配属先技術者4名 男性 20-40代
アジア開発銀行専門家 男性 20代 1名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:配属先の要望
[学歴]:(大卒)理系 備考:配属先の要望
[経験]:(実務経験)10年以上 備考:配属先の要望
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(28~℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)