要請番号(SL11218I01)
募集終了
5代目
・2019/2 ・2019/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
マジュロ病院
3)任地( マジュロ環礁デラップ地区 ) JICA事務所の所在地( マジュロ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
同国に2つある国立病院の1つで国内最大の総合病院。マーシャルの医療において中心的役割を担っている。院内には、パブリックへルスクリニック、プライマリーヘルスクリニック、ヘルスプロモーションオフィスなど保健省管轄の他部門も設置されている。病床数101床、医師27名、看護師163名(准看護師、看護助手含)の体制で、内科・外科・小児科・産婦人科・眼科・麻酔科から成る。整形外科等、台湾から一か月程医師が派遣される診療科もある。病棟は産科・小児科・外科・内科・外来の5棟である。過去に日本政府の無償資金協力によってマジュロ病院の建物や機材が供与されている。また、現在米国の支援にて病棟を新築中。
【要請概要】
1)要請理由・背景
マーシャルは国民の糖尿病罹患率が世界一高い国であり、社会的問題である。患者は糖尿病の知識が少なく、合併症である心筋梗塞、心不全、脳梗塞、腎不全などで死亡するケースが多い。併せて、重症な壊疽にて下肢切断となるケースも多く、合併症予防教育を含め入院患者への丁寧なケアは必須である。しかしながら、マジュロ病院の看護師は、患者教育や患者の直接ケアをほとんどしない。看護師は医師の指示のもとに医療補助行為をする事とされ、患者ケアなどは家族の仕事とされているため、患者は適切なケアを受けることができず、入院を必要とするような重度の疾患であっても、病院受診を躊躇うことにもなっている。現在の看護部長は、2010年頃にJICA研修にて患者ケアの重要性を学んでおり、現行看護体制の改革を目指して、院内における看護師教育を拡充するため要請となった。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.看護部長が目指しているクリニカルラダーによる看護師教育を導入するため、部長と共に導入計画を立案し実施する。
2.看護師教育にクリニカルラダーを取り入れ、看護師が自らの看護能力向上を目指すよう指導する。
3.病院看護師が患者ケアの必要性を理解し、実践できるよう、患者ケアについてのセミナーやワークショップを実施する。
4.米国NGOであるPacific Wellness Center(糖尿病予防啓発活動NGO)と共に糖尿病予防についてのセミナーやワークショップをマジュロ市内各地で実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
ノートPC(英語版)、プロジェクター、プリンター、蘇生人形、AED
4)配属先同僚及び活動対象者
看護部長(患者サービス・継続教育担当、JICA研修受講経験あり) 女性 60歳
活動対象:病棟看護師
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(看護師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)10年以上 備考:看護師育成教育経験が必要のため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(28~℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)