2018年度 春 要望調査票
シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SL11518C01)
募集終了

国名
ミクロネシア
職種コード 職種
H131 栄養士
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2018/3 ・2018/4

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健・社会福祉省

2)配属機関名(日本語)

保健・社会福祉省 生活習慣病部門

3)任地( ポンペイ州パリキール ) JICA事務所の所在地( ポンペイ州コロニア )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先はミクロネシア全4州の、州立病院及び公衆衛生部を統括する保健・社会福祉省の一部門であり、生活習慣病にかかわる3つのプログラム(がん対策プログラム、糖尿病/心臓血管病予防対策プログラム、タバコ防止対策プログラム)の取組を行っている。2017年度の同省の予算は590万米ドル。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国では生活習慣病が大きな課題となっている。近年急速に普及している輸入食品は、脂肪や塩分・糖分が多く、人々の健康に大きな影響を与えている。また、新鮮な野菜や果物が少ない割に、米やタロイモなどの炭水化物を多量に摂取する住民の食生活や、運動をすることのない生活習慣のため、国民のBMI30以上の肥満割合は急激に上昇しており、2016年の調査によると、女性の80%、男性の58%が肥満もしくは体重過多であると報告されている。
ミクロネシアでは、栄養士の資格を取れる教育機関が存在しないため、栄養指導のできる人材が慢性的に不足しており、政府にとって十分な栄養教育を身に付けた人材の獲得、住民に対する栄養教育ならびに食育の普及が急務となっている。適切な栄養・食に関する教育は生活習慣病の予防と対策に不可欠であることから、その指導・支援を担う栄養士が要請された。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.生活習慣病予防対策アクションプラン(FSM National Plan of Action for Nutrition(NPAN))達成のための支援
2.学校保健プログラム推進支援
3.母子保健プログラムと生活習慣病プログラムの協力による児童栄養教育の促進支援
4.「食」の選択についての一般住民向け指導と啓発。可能であれば下記活動も支援する。
5.国家栄養基本指針(National Standardized Dietary Guideline)の作成支援
6.生活習慣病予防対策ガイドライン(Micronesian One diet Fit all Therapy(ModFat))の改訂支援
7.妊娠糖尿病予防対策のガイドライン作成支援

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

業務用パソコン、プリンター、机・椅子などの執務用事務機器

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚 5名 (20-50歳代)
・ミクロネシア 生活習慣病 ユニットチーフ(男性 カウンターパート 40歳代)

・たばこプログラムマネージャー (男性)
・糖尿病/心臓血管病プログラムマネージャー(女性)
・他サポートスタッフ(女性 2名)

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

英語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(栄養士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:配属先の要望を考慮

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:経験に基づいた知見が必要

[参考情報]:

 ・普通自動車運転免許

任地での乗物利用の必要性

四輪自動車

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~33℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

配属先が町の中心部から離れているため、通勤・生活などで自家用車の自費での準備と運転が必要。自家用車は現地購入または日本からの輸送となる。