【配属機関概要】

3）任地（ ポートモレスビー ） JICA事務所の所在地（ ポートモレスビー ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

国立最高裁判所は国内の最高司法機関であり、裁判案件の最終結審を行っている。同裁判所の各種設備の整備に関しては、豪州を中心に多岐にわたるドナー援助を得て整備されている。2012年4月から2014年3月までシニア海外ボランティア(SV)が配属されており、同組織の公式ホームページを更新するなどその功績は大きく評価されている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

IT部門では数種のシステムを管理しているが、システム障害時や拡張への対応が十分ではない。また、最高裁判所長官より新規システムの開発要請を受け、前任者がその開発を分析から設計・実装までほぼ一人で行ってきた。前任者はCDS(Case Docketing System)を用いて裁判訴訟情報の維持管理を行い、裁判官等に訴訟の検索機能、統計情報、訴訟状況の情報等を提供している。本システムは裁判所の基本システムとなりつつあり、さらなる拡張が望まれている。また、他のユーザ部門からもシステム開発要請がある為、前任者はIT部門内に開発部門創設を提案している。SVはIT部門全般の支援をしつつ、裁判所内のシステム構築をリードしていく事が望まれている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 業務システムの新規開発・改善の提案と構築。
システムの分析・設計・実装で使用ソフトウェア(以下SW)はオープンソース製品を利用。言語はJava、フレームワークとしてJavaEE使用。JavaEEを実装するSWはGlassfish、DBはPostgreSQLを使用。JSF対応のコンポーネントとしPrimeFaces利用。開発環境はeclipse、Git、Mavenを使用。
2. 同僚への技術移転(開発プロセス、手法、アーキテクチャ、ツール等)
3. サーバインフラの改善(Proxyサーバの更新、災害発生時の対応)
4. ITポリシーの運営上の助言(セキュリティ・導入・バックアップ方針等)

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

開発端末:PC1台(Windows7)*Windows10に移行予定、開発環境:Linuxサーバ(仮想サーバ)1台(CentOS7)、本番環境:Linuxサーバ(仮想サーバ)1台(CentOS7)

4）配属先同僚及び活動対象者

IT部門の職員20名
ITマネージャー(女性 40代)
ITアドバイザー(男性 40代)
システムアドミニストレータ、システムアナリスト、システムエンジニア 、ヘルプデスク担当者が在籍

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

治安上の理由により、自家用車の自己調達と運転が必要となる。普通自動車免許必須。