要請番号(SL12420C04)
募集終了
3代目
・2020/2 ・2020/3 ・2021/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
ミルンベイ州政府
2)配属機関名(日本語)
農業畜産局
3)任地( ミルンベイ州アロタウ ) JICA事務所の所在地( ポートモレスビー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はミルンベイ州内の農民への農業技術サービスの提供を通して、その生計の向上と農業振興を図る機関。職員数計29名(局 9名、農業リソースセンター20名)。年間予算2千万円程度。食料自給、換金作物、コーヒー/ココナッツ、畜産等の部門を持つ。同州は2015年8月に終了したJICA技術協力プロジェクト「小規模稲作振興プロジェクトフェーズ2」の対象州として陸稲栽培普及を積極的に実施してきた経緯がある。郊外には精米所を兼ねた農業リソースセンターを有している。これまで稲作普及支援の隊員(SV含む) 6人の派遣実績あり。2018年4月から2代目となる農業機械SVが活動中。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国では米の自給率向上が重要課題であり、JICA「小規模稲作普及プロジェクト」による支援も得て全国各地で陸稲栽培が普及されてきた。配属先でも、モデル農家を育成し普及を図ってきたが、現在農家500戸程度の陸稲栽培にとどまっている。精米機、小形パワーティラーなど農業機械の積極的導入を進めているが、現場レベルで農業機械を適切に維持管理するための人材育成が十分とは言えない。前任者は、精米機のメンテナンス実施とオペレーターへの技術指導、農民レベルでの精米機の適切な維持管理技術指導、稼働していない精米機の修理/再利用等を手掛けている他、農家の生産性向上のため、配属先に小形耕耘機、脱穀機を導入し農作業を請負うコントラクター制度を進めている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.農業リソースセンター等に設置された配属先管理下の農業機械メンテナンスとオペレーターへの技術指導を行う。
2.州内の精米機のメンテナンス及び修理・再生を行う。
3.地域農民を対象とした精米機などの修理・メンテナンス講習を実施し、機器管理を独自で行える環境整備を支援する。
4.小形パワーティラ―、脱穀機を利用した農作業請負システムの運営管理を支援する。
なお、同配属先に食用作物・稲作栽培職種の協力隊員も派遣予定であり、相互の協力関係のもと活動を進めることが期待されている。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
大型精米機(ヤンマー製)、小型精米機(細川製作所製)、小形パワーティラー(HONDA FU655L)2台、作業アッタチメント、整備工具等。その他、州内各地の小型精米機(50台以上、主にフィリピン製)。
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
局長兼食料自給課長:40代男性
(JICA筑波で1年間の稲作技術研修受講経験あり)
リソースセンターの精米機オペレーター:30代 男性
リソースセンターの農業機械担当者:40代 男性
【活動対象者】
配属先同僚及び、地域の農家全般
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:治安上の理由
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:高い修理技術が求められる
[参考情報]:
・普通自動車運転免許
任地での乗物利用の必要性
四輪自動車
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35 ℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
治安上の理由で自家用車の準備と運転が必要。現地で中古車を購入する場合の他に日本で購入後、輸送する場合などの方法があり、車両購入費、船積前査定料、輸送費に加え、それとは別に通関料等30~40万円必要。