2016年度 秋 要望調査票
シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SL22416D06)
募集終了

国名
ドミニカ共和国
職種コード 職種
H113 作業療法士
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
7代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/1 ・2017/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

経済企画開発省

2)配属機関名(日本語)

ドミニカ ・リハビリテーション協会
NGO

3)任地( サントドミンゴ特別区 ) JICA事務所の所在地( サントドミンゴ特別区 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

1963年設立のNGO団体。先天的、後天的な障害を持つ人々(子供から大人まで)に対して、機能回復訓練、特別支援学校での学習指導、社会自立のための職業訓練等を行っている。全国に29の小規模な支部があり、当国における最大規模のリハビリテーション団体。支部を含む配属先全体の年間予算は1,687万米ドル(2015年)。ボランティアの活動先は、配属先である協会本部に併設している作業療法室。これまで、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士など当協会ではざまざまなJICAボランティアが活動。2016年8月現在、作業療法士、理学療法士のJVが活動中。今回の要請である作業療法士のSVとしての要請では初代となる。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ドミニカ共和国にはリハビリ専門の公的機関がなく、この分野は本配属先のようなNGOがその役割を担っている。ゆえに、リハビリサービスの提供は国内各地までいきわたっていない。よって、リハビリを必要とする人たちが、障害をかかえながら首都、あるいは大都市まで出てこなければならず、適切な時に適切なサービスが受けられない状況にある。このような状況を改善するため、配属先は地方支部を増やし、地方でもリハビリサービスを受けられるようにするために努力している。配属先はその地方支部に勤務する人材の能力強化の必要性を認識しており、現在勤務する療法士たちが人材育成の一端を担っているが、内容が十分ではない。これまでの複数のJV療法士の活動から、日本の技術や知識に対する配属先の評価は高く、今後は地方強化のための人材育成に更に焦点をあて、(作業療法士の)「教育」の質の向上に視点をおいた協力要請となった。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1.配属先のスタッフに対する座学や実習のための資料等を準備する。(配属先にまずは内容を提案し、ドミニカ共和国版に改良する)
2.1の資料をもとに、本部及び各支部に勤務する作業療法士20~30名、作業療法アシスタント10~15名に対し、2~3時間/日の座学や2~3時間/日の実習を通じて指導を行う。(支部勤務者も本部に研修に来る)
上記1.2.は配属先の作業療法士とともに検討し、協働あるいは分担して行う。
なお、研修参加者は学生やインターン、療法士経験が浅い者、簡単な研修だけを受けた者、資格をもっていない者、首都の協会本部隣接のリハセンターに勤務する者、支部に勤務する者等、年齢層も経験も幅広い。


3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

共有PC、プリンター、プロジェクター、音響機材等。各種作業療法に必要な道具。

4)配属先同僚及び活動対象者

主任作業療法士 40歳代、女性、経験22年以上、大学教員兼務。
同僚作業療法士 40歳代、女性、経験20年以上。大学教員兼務。
他11名の療法士。

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

スペイン語(レベル:C)又は英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(作業療法士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(修士)保健医療 備考:活動内容から必要

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:活動内容から必要

[参考情報]:

 ・大学での指導経験5年以上

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(18~34 ℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

勤務先スタッフ等関係者に対する講習会などでの指導経験があるとよい。
インターネット・電気・水道などのインフラサービスは一応あるが、完全ではない。