要請番号(SL30318I09)
募集終了
・2019/2 ・2019/3 ・2020/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
ラ・パンパ州政府・生産省
2)配属機関名(日本語)
技術教育地域センター(CERET)
3)任地( ラ・パンパ州マラコ郡ヘネラル・ピコ市 ) JICA事務所の所在地( ブエノスアイレス市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
同配属先は、地域経済の活性化を目指すべく、ラ・パンパ州政府生産省、教育文化省、国立ラ・パンパ大学工学部の3機関の主導により、1996年に設立された。企業、教育機関、地域社会を対象に、農業技術に関する研究開発や技術移転、情報収集やデータ分析、自然科学教育の促進や普及活動を実施し、主に教育部門、乳製品研究部門、野菜栽培部門の3つの部門を擁する。野菜栽培部門は1998年に設立され、野菜栽培に関する試験栽培や栽培実証等の研究開発を行い、小規模生産者を対象に研修コース等の技術指導を実施や、多種の野菜の栽培促進を行っている。同センターの職員数は10名。年間予算は約15万米ドル。同配属先への協力実績はない。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ラ・パンパ州内では同地の気象条件から、主に葉物野菜が、施設栽培(主にトンネル栽培)にて生産されている。施設栽培面積は約15haあり、ヘネラル・ピコ市の消費量の約20%に留まっている。このような現状の中、野菜栽培の多様化を目指し、主にトマト、ピーマン、ナスの試験栽培に取り組んでいるが、灌漑用水が塩分過多の水質である上、主にネマトーダによる害虫被害が発生しやすい条件下にあり、この栽培環境に適した品種を模索している。害虫に対する抵抗力が比較的強い品種を入手することは可能であるが、同地の栽培環境では成長率が低く採算が合わない。そこで、同地の環境でも効率的な栽培を実現するため、トマト、ピーマン、ナスの接木栽培を採用することとなったところ、接木技術に関し高い専門性と豊富な経験を有した人材から、技術的な支援を受けたいとして本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同配属先同僚と協働し、以下の活動を行う。
1. 現在計画されている接木試験用の栽培試験室の設置に関し、適切な設備や環境整備に関する助言を行う。
2. 同僚や関係者に対し、接木技術に関する指導及びセミナーを実施する。
3. 同地で栽培される農作物に関する評価や栽培技術の改善に向けて助言や提案を行う。
4. 生産者に対し、施設栽培(ビニールハウス)における栽培技術に関する助言や支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務スペース、ビニールハウス2棟、クリンベンチ(Sacco/Model S.95)、オートクレーブ(ASAL/760-3779)等
4)配属先同僚及び活動対象者
同配属先の主な同僚
・教育センター長: 男性/40代/農業技師/経験年数20年
・同僚研究者:男性/40代/農業技師/経験年数20年
その他同僚研究者:男女/30代/農業技師/経験年数10年
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
スペイン語(レベル:D)又は英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:業務遂行上必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(0~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)