要請番号(SL30318I18)
募集終了
・2019/2 ・2019/3 ・2020/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
ブエノスアイレス州政府文化教育部
2)配属機関名(日本語)
ブエノスアイレス州職業訓練校
3)任地( ブエノスアイレス州サラテ市 ) JICA事務所の所在地( ブエノス・アイレス市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
同州政府文化教育部は、州内の教育、文化等に関する組織を取りまとめる公的機関で、州内の就学前教育、義務教育、特別支援学校、青少年及び成人教育、職業訓練校等の運営を行っている。ボランティアの要請のあった職業訓練校は、州内に262校あり、機械、農業、経営、IT、芸術等に関する専門性を身に付け、工場や企業等で就労する機会を得るための専門分野の教育機関である。また、現在、職業訓練校の教員及び卒業生の専門性をより高めるため、州立の大学機関と協定を締結する手続きを行っている。これまでにJICAボランティア派遣の実績はない。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同州サラテ市にある4校の職業訓練校は、2-3部制(午前・午後・夜間)の中高一貫校で、関連企業への就職に必要な電気・電子機器、機械、経営、IT等の専門的技術を7年間学び、約200時間の企業実習を経て修了証を授与する教育機関である。各校の生徒数の平均は500-1000名、教員が約200-300名勤務しているが、多くの教員は高等教育を受けておらず、更に非常勤で複数校で授業を掛け持つことから、指導方法や内容にばらつきがあり、生徒の知識・技能の定着に課題がみられる。また、教員の新しい技術に関する習得の機会が乏しく、関連企業から供与された実習機材の適切な使用や最新技術の指導が困難であるため、教員の知識・技能や教授法の向上を目的として本要請がなされた。JICAボランティアには、これらの課題に対する助言の他、周辺の製造関連企業や工場との連携促進、可能であれば学校運営に関する助言等も期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
サラテ市内にある職業訓練校の教員らと協働し、電気・電子機器分野において以下の活動を行う。
(4校ある内の2校をメインに活動し、可能であれば、他2校を巡回指導する)
1.教員の実施する授業や実習におけるチームティーチング
2.カリキュラムの改善に関する提案
3.実習用機材の使用に関するマニュアル作成
4.州の職業専門学校の教職員に対する研修の実施
5.職業訓練校を取り巻く製造関連企業や工場との関係強化
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
実習用機材(CNC旋盤、空気圧装置、電気・電子機器装置、圧造機械等)、事務机、椅子、事務用品一般
4)配属先同僚及び活動対象者
・州の職業訓練部長:女性
・州の技術教育部長:男性
【実際に活動する対象者】
・メインの活動先2校の教職員約200~300名/平均40歳代
・生徒総数約500~1000名/主に13-19歳
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(高等専門学校卒)電気・電子 備考:同僚への指導が想定される為
[経験]:(実務経験)15年以上 備考:業務遂行上必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(0~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
指導対象は主に教員だが、チームティーチングや模擬授業等、生徒との関わりは必須であるため、専門学校や工業高校等での指導経験があると尚よい。英語を話せる同僚は少ないため、スペイン語の習得は必須。