2018年度 秋 要望調査票
シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SL31518D07)
募集終了

国名
コロンビア
職種コード 職種
C402 養殖
年齢制限
TYPE-A
活動形態
個別
区分
交替
3代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2019/1 ・2019/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

大統領府国際協力庁

2)配属機関名(日本語)

マグダレナ大学

3)任地( マグダレナ県サンタマルタ市 ) JICA事務所の所在地( ボゴタ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 2.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

1958年創設の国立大学。教育学、医学、理学、経済・商学、人文学、工学の6学部で構成され、職員数1320名(うち教員は約350名)。工学部付属の水産魚開発センターには6つの研究室が設置されており、そのうちの軟体動物・微細藻類研究室がボランティアの勤務先となる。同研究室は2009年に、同大学、コロンビア政府、チリ政府、チリ・カトリック大学及びJICAの支援により設立され、JICAの第三国専門家派遣制度によるチリからの専門家派遣やチリへの技術研修等を通じて技術向上を図ってきた。JICAボランティアとしては、平成24年度2次隊と2016年2次隊で2名のシニア海外ボランティア(SV)が派遣された。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同研究所の行っている研究の最終的な目的は、貝類養殖技術の確立により、周辺漁民の貝類養殖による生計の安定化、雇用創出、そして地域の発展である。これまで、JICAボランティアによる支援等により、貝類の養殖技術研究は進んだが、二枚貝の養殖では、種苗の大量生産が課題となっている。一方、絶滅危惧種である巻貝では、天然貝での産卵と人工餌による種苗育成、親貝飼育まで成功しているが、飼育親貝の産卵には至ってない。資源の枯渇と禁魚により親貝の購入が困難である上に、稚貝から親貝になるまでの成長が非常に遅い(日本のサザエの1/4の成長速度)状況に鑑み、飼育親貝の産卵技術の確立が急務となっている。前任者の活動を継続し、貝類養殖技術確立の課題解決に取り組むためボランティアが要請された。研究所の技術レベルは比較的高く、これらの種苗生産に必要な微細藻類の培養技術は確立されいる。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

研究所の職員、研究者および学生と共に以下の活動を行う。

1.二枚貝の種苗の大量生産技術確立に向けた実験・研究を支援する。
2.巻貝の飼育親貝の産卵成熟の環境確立に向けた技術研究を支援する。

なお、対象となる二枚貝の学名は「Argopecten nucleus」、巻貝の学名は「 Cittarium pica」である。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

研究所の養殖槽、餌(藻類)培養装置、各種顕微鏡、消毒器(オートクレープ)等。

4)配属先同僚及び活動対象者

・同僚は40歳代女性の研究所長で、JICAの本邦研修(参加型コミュニティ開発)受講者。
・その他の同僚研究者や学生等の経験・年齢等様々。

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

スペイン語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:指導や助言が求められるため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(西岸海洋性気候) 気温:(20~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

着任後約1ヶ月間の語学研修はボゴタ市内(標高2640M)にて実施。任地サンタマルタ市は標高15M。