要請番号(SL31818D01)
募集終了
・2019/2 ・2019/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国立アマゾン大学
2)配属機関名(日本語)
国立アマゾン大学 アマゾン保全研究センター CIPCA
3)任地( パスタサ県 サンタ・クララ市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
本大学は、2002年10月アマゾン地域の持続的開発研究を進めるために、エクアドルのアマゾン開発の中心機関として、パスタサ県パスタサ市プーヨに設立された。プーヨ本校の他に、サモラ・チンチペ県エル・パンギ市とスクンビオ県ラゴ・アグリオ市にキャンパスがある。プーヨ本校には生物、農業、環境、観光、林学のコースがあり、学生数は約3,300名。配属先の研究センターはプーヨ本校から2kmほど北のサンタ・クララ市にある。大学の付属研究機関として、生物学、農業、環境に焦点をあてた研究が行われ、同大学の学生や他の機関の人々の論文作成のための研究も実施している。年間予算は約US780万ドル(2018年)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先であるCIPCAには魚のアマゾン在来種の研究施設があり、種の保存のために繁殖を行ったり、ホルモンを使った熱帯魚の繁殖を行っている。また、モニタリングのために基本的な分析のできるラボもある。これらを活用し、水生資源プログラムが展開されている。また、同プログラムは養殖に焦点を当てているが、大陸漁業や水エコシステムといった別の視点での研修も期待されている。センターの養殖ユニットは、現在の研究活動に関する知識や経験を増やすとともに、在来種の繁殖や稚魚育成に関し、こうした新たな視点(知識・技術)を持つことでその能力強化を行い、エクアドルアマゾン地域研究促進における水生資源プログラムへの貢献ができると考えており、これら2点を中心に要請がなされた。水生資源プログラムに関連する様々な部分で、学術記事のシステム化やレビュー、編集などへの協力も期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
水生資源プログラムの以下の活動を、同僚とともにアマゾン在来種の飼育試験、繁殖試験などを行いながら、経験や意見の交換を行いつつ実施する。
1.アマゾン在来種養殖マニュアル作成の補助
2.アマゾン熱帯種の抽出やその育成のデータベース作成支援
3.水生環境や魚の生態分析の実施
4.科学誌発表用データ分析補助(2誌)
※下3)4種のアマゾン在来種稚魚:Arapaima gigas、Brycon amazonicum、Piaractus brachipomun、Prochilodus nigricans
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
養殖場、4種のアマゾン在来種稚魚、インキュベーター、顕微鏡、電子天秤等。
4)配属先同僚及び活動対象者
養殖研究責任者/40代/男性/大学教員/研究者/生物多様性の保全と開発を中心に経験16年/水産養殖修士
CIPCA養殖技術責任者/40代/女性/養殖と養豚プログラム経験計12年/畜産学修士
養殖タンク責任者/20代/男性/経験6年
研究者や養殖を研究する複数の大学生とも活動する。
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
スペイン語(レベル:B)又は英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・水産養殖関連の野外、室内での調査研究経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(西岸海洋性気候) 気温:(18~24~℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
生物学、海洋学、漁業科学、環境科学等を学んでいても、活動に対応できるようであれば可。データベースの作成知識やデータ分析ができると良い。 https://www.uea.edu.ec/cipca/