2018年度 秋 要望調査票
シニア海外協力隊 / 日系社会シニア海外協力隊

要請番号(SL31818I01)
募集終了

国名
エクアドル
職種コード 職種
C401 水産開発
年齢制限
TYPE-B
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2019/2 ・2019/3 ・2020/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

漁業省

2)配属機関名(日本語)

国立漁業研究所

3)任地( グアジャス県グアヤキル市 ) JICA事務所の所在地( ピチンチャ県キト市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

国立漁業研究所は、1960年12月、水産資源や生態系の持続管理のための科学技術調査、及びその評価を通じ、漁業・水産業分野へのサービスやアドバイスを目的に設立。太平洋南東地域の水産資源の持続可能な利用のために、科学技術調査におけるリーダー的機関となることをビジョンとしている。環境や生物指標に基づいた水産資源の調査研究を実施し、漁業活動発展のための提案、生産品多様化への対応、海洋ポテンシャルの評価などを行っている。また、調査研究に関する技術・学術的支援も実施している。年間予算は約280万米ドル(2018年)うち約112万米ドルが調査プロジェクト関連予算。2016年からSVが1名活動中(水産開発)。

【要請概要】

1)要請理由・背景

エクアドルの漁業における海洋資源は、水産業や伝統的漁業を支えており、魚粉、魚油、魚缶、冷凍魚などに加工され国内外で取引されている。海洋資源の適切な管理は、国家経済にとって重要であり、また海洋エコシステムのバランスの維持にも重要である。これらが維持できるよう、配属先は洋上(船上)調査や陸上で調査を行い、国の機関として政策立案に活かせるよう、業務を行っている。政策へのより適切な提言・貢献、そのための適切な調査・研究には配属先職員の技術の向上が不可欠だが、配属先に専門技術者は少なく、調査・分析・評価等においてブラッシュアップできる機会が少ないことから、ボランティアの要請がなされた。前任者は海洋版GIS(Marine Explorer GIS)を利用した調査、分析、評価等の技術手法を同僚に伝授したが、同僚のレベルを他者へ伝授可能レベルにするには更なる支援が必要なことから後任要請となった。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

下記の活動について、同僚との協働を通じ、技術を共有する。
1.外洋性漁業調査におけるモニタリングの支援及びアドバイス、報告書の作成。
2.漁業データ分析に関する技術アドバイス(データベースのアップデート)
3.漁業データの保管、加工への協力
4.エコシステムとの関連性における主な海洋資源の評価(海洋船上調査における主な魚種の評価)
5.国際学会や雑誌記事への記述支援

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

洋版GIS、PC

4)配属先同僚及び活動対象者

主な同僚:研究員-男性/30代/海上調査実施責任者/経験年数15年/生物学士

研究所には、同県にあるリトラル工科大学で漁業学を学んだ卒業生も多数勤務している。海洋調査(準備含む)やデータ分析・評価では、こうした将来のエクアドルの漁業に貢献する若い人材もボランティアの活動対象となる。

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

スペイン語(レベル:C)又は英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)15年以上 備考:海洋調査・研究・分析

[参考情報]:

 ・海洋版GISを使った調査実施経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(20~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

研究機関や海洋船上調査経験が豊富であることが望ましい。商業船を借用した海洋(船上)調査も予想され、未整備な環境での調査に耐えられる方。http://www.institutopesca.gob.ec/